【無料で読める】モンテッソーリ教育のススメ

　多くの親は、教育される側（我が子）と同じレベルに身を置かなければならないという偏見を持っているので、教育が上手くいかないままにあります。特に障害を持つ子どもに対して、親は、他より劣った子どもを教育しているという事実を受け入れていて、それこそが教育が成功しない理由なのです。まずは、子どもの心の中に眠っている人間を呼び覚ます方法を知らなければなりません。モンテッソーリは、このことを直感的に感じ、親が呼びかけた声で子どもたちを目覚めさせ、子どもたちが教材を使い、それを通して自分自身を教育することが重要だと考えたのです。これが、モンテッソーリ教育へと発展していきました。
　本書では、このモンテッソーリ教育について書かれたものであり、親が、どのように我が子を教育するべきなのか？を知ることができる一冊になっています。モンテッソーリは、「子供の家」と呼ばれる3～6歳の子どもの保育園のようなものを設立し、そこで自身の教育法を実践し、そして科学的に研究した研究者であり、特にモンテッソーリ教育は、小学校に進学する前の子どもたちの優れた教育になっているのです。この子供の家を通して得たことこそが、モンテッソーリ教育法の基礎となり、そして現代までその教育法が引き継がれているのです…