【無料で読める】技術者のための プロセス技術の基礎ー行間のない 工学解析、制御 と 数理工学ー

筆者は理系大学時代も不勉強者で、授業に付いて行けない事もしばしば有った。　その後に色々苦労してやっと工学の内容がある程度分かるようになった。　なぜ昔はよく理解出来なかったのか？　自分の努力・能力を棚に上げて考えると、一つには教えられ方にも原因があったと思われる。

言い訳になるが、学生時代に基礎理論をもっと丁寧に学べなかっただろうか？　専門書を読んでも、どうしてそんな式になるのか、そしてなぜそんな結論が得られるか理解できなかった。　頭の良い人向けに書いてあるのだろうか？　そうか、昔、国語の授業で“行間を読め”と何度も言われた。　私は工学でも行間を読めていなかったのだ。　実務を経て教職に就いた時に、筆者が実務で経験した内容に対して、工学全般をカバーする訳では無いが、行間を読む必要の無い技術書を書いてみようと考えた。　式の変形を容易に追えるように行数と説明を増やした。　直観的にイメージ出来るように工夫した。　
この結果、証明に厳密性が欠けるかもしれないが、構わない。　特に工学全般に重要な“行列・行列式とその応用”を、丁寧に詳しく説明した。　想うに、学生時代は基礎を学ぶ中で、どのようにそれが実用に結びつくのか分からず、興味がわかなかった。　技術者時代は基礎をうまく理解していないので、今度は応用を考える中でどうしてこんなことになるのかと消化不良になった。
技術者には30才までに、この本のレベルの基礎は確保して欲しい。　そして、基礎に裏付けられた新しいアイデアを創造して欲しい。　そうすれば、どんどん応用技術も考えられると期待する。　この本のサンプル部をダウンロードして、目次を見て欲しい。　多くの考え方を体系化して分かり易く解説した積りです。
この本は、理系の高校生も読めると思う。　何が問題なのか、概念が分かれば十分だ。　学校で学んでいる数学が、将来どのように発展して実社会で利用されるのか？　勉強させられるという受け身の状態から、もっと先が見える安心感を得る事ができ、アイデアが沢山うかんで来るはずです。　勿論、大学生には教科書・副読本として利用して貰いたい。
ご利用下さい。