著者:中島 泰成
ページ数:70
¥99 → ¥0
この日を生涯忘れないだろう。
この時点でペーパーバックがいったい1冊いくらで出版できるのか私は知らなかった。
結論から言うと300ページ弱の小説で出版するために必要な経費は700円ほどだった。
1ページ約2.5円。700円に紙代、印刷代、製本代が含まれている。はっきり言って理解できない。
話を整理してみよう。
・通常の本より紙質が安く注文を受けてから印刷するペーパーバックのオンデマンド形式であること。
実際に送られてきた校正用のサンプル本は700円としては十分な品質だった。
・送料に+400円ほどかかること。
送料を上乗せして採算を合わせているのかと思ったがそうでもないようだ。
・本のページ数に応じて最低の出版価格があること。
出版コストが700円の本を700円では出版できない。当然だ、アマゾンKDPサイドの利益がなくなる)
・印税は60%だが・・・
たとえば販売価格を1500円で出版した場合60%の900円から出版コストの700円を引いた200円が著者に支払われるロイヤリティとなる。
電子書籍で同じ価格で出版した場合、印税は70%でその70%の約1000円が著者のロイヤリティとなる。
KDPサイドとしては、紙代、印刷代、製本代の700円+販売価格1500円の40%分の600円の利益があるとはいえ、紙の書籍出版には発送するための梱包詰めなど郵送のコストがかかる。それを送料400円で採算が取れるのだろうか?
以前利用したデザインエッグ社の出版費用5000円と印刷代等の3000円でも十分な衝撃だったのに・・・
もしかしたら私たちが知らない出版社の闇がこの価格破壊を可能とした現実に隠されているのかもしれない。
私は調べるよりも先にペーパーバックでの出版を試みることにした。
KDPサイトの下部にこれまで出版した自分の電子書籍の一覧が並んでいる。左に本ごとの表紙画像が現れ右側ボタンをクリックしていくと表紙や本文や価格など本の詳細を編集できるようになっている。
その中に「ペーパーバックの作成」というボタンがあった。次にこのボタンをクリックして具体的に紙媒体での書籍を出版する方法を説明していこうと思う。
本書を読んでくださったプレゼントとして
【KDPペーパーバック出版データ作成キット+出版申請丸ごと納得PDF】を読者の方全員にお届けしたいと思う。
プレゼントの受け取り方法は本書の後半をご確認いただきたい。
KDPペーパーバック出版の衝撃
~700円で紙の本が出版できる時代~
第1章 1億総出版時代の幕開け
・700円で出版できるからくり
・KDPでの紙の書籍の出版の仕方
・紙の書籍と電子書籍の違い
第2章 一個人一出版社
・出版社を介した出版は無くなるかもしれない
・本屋に卸す必要はない
・著者が出版社として本を売り出す
第3章 出版すれば人生は変わる
・出版した本をどう使うか
・人生を変える理由
・本は永遠に生き続ける
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