著者:harusame
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2017年の夏休み、旅行好きな会社員ワーキングマザーの筆者が、8歳&4歳の息子たちと一緒に母ひとり子ふたりで世界一周をした記録をイラストと文でお送りします。合間には「子どもの目から見た世界一周」インタビューもあり。子どもたちと一緒に、もっと世界を楽しむ旅へ出かけましょう!
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(「はじめに」より抜粋)
はじめまして。harusameと申します。12歳、8歳、2歳の3人の息子の子育てをしながら、Instagram(@harusamemanga)で育児絵日記などを描いています。
この本は、 私が2017年に当時8歳と4歳だった2人の息子たちを連れて、世界一周旅行をした時の記録です。子連れで、しかも夫も置いて母子3人で世界一周なんて、だいぶ浮世離れした印象を持たれるかもしれません。
しかし私はフルタイムで働く、普通の会社員です。子どもの小学校の夏休みと自分の勤続10年の休暇を合わせて1ヶ月の休みを捻出し、ずっと行きたかった場所を駆け足で回る旅、と言えばだいぶ現実的な感じではないでしょうか。かかったお金は、3人で約180万円です。「一生の夢」の金額としては、だいぶリーズナブルでした。
世界一周は旅行好きの私にとって、いつか叶えたい夢でした。 でもそのいつかは、自分が動き出さなければいつまでたってもやってきません。お金が貯まったら? 子育てに一息ついたら? 会社をリタイアしたら? どれも当時の自分にはあまりに遠い未来に思えました。
実際に調べてみると、世界一周は手の届く金額でいくことができるとわかりました。日数ももちろん長い方が楽しいことが多いかもしれませんが、今しかない感性を持った子ども達と短い期間でも一緒に新しい景色を見ることは、いつかできる長期間の旅行よりも価値があると考えました。
そこで、当時の自分にできる範囲の世界一周旅行を考えて実行したのが、この時の旅行です。 今振り返ってみると、たった4年前ですが「ものすごく元気…よくこんな大変なことをしようと思ったな」と我ながら感じます。でも当時はそうしないではいられませんでした。人はたった4年でも自覚のないままにいろいろなことが変わります。 大人の私でさえそうなのですから、子どもの変化は言うまでもありません。こんなふうに無意識にものすごいスピードで変わってゆくのが人間ならば、今やりたいことは今しなければ、と自分の記録を読み返して思っています。
大量の荷物をひとりで持ち、 さらに両手は子どもとつないでいたので、思うように写真を撮ることもできませんでした。そこで当時の記憶を思い出しながら、つたないながらもイラストで当時の記録を描き始めました。お見苦しい点も多々あるかと思いますが、それも当時のリアルとして笑っていただけたら幸いです。
各章ごとに、振り返ってみてのコラムを入れました。また、現在は12歳(当時8歳)、8歳(当時4歳)になった息子たちのコメントも加えました。子どもの目線からはそんなふうに見えていたのか!と新たに知ったことが多くありました。空いたスペースには、instagramで募った質問に関するお答えも、おまけとして詰め込んでおります。少しでも楽しんでいただければ嬉しいです。
【もくじ】
はじめに
登場人物
こんなルートで周りました!
第1章 はじまりからピンチ 東京(日本)
第2章 乗り継ぎ地でどなられる ダラス(アメリカ合衆国)
第3章 乗り遅れたバスをタクシーで追う メキシコシティ(メキシコ)
第4章 世界一好きなものがある町 オアハカ(メキシコ)
第5章 子どもがカルチャーショックで泣く マラケシュ(モロッコ)
第6章 砂漠ハイ! 全裸で転がる息子たち メルズーガ(モロッコ)
第7章 もしかして私ってビンボー? ドバイ(アラブ首長国連邦)
第8章 大人になるのも悪くない チェンマイ&バンコク(タイ)
第9章 ソフトランディングした日常が始まる 東京(日本)
おわりに
この期間中は料金が980円→0円となるため、この記事で紹介している電子書籍は、すべてこのKindle Unlimited無料体験で読むことが可能です。