著者:栗岡完爾
ページ数:209

¥1,540¥0

データに基づいた、元トヨタ副社長らによる経済活性化への提言。
大きな追加投資をすることなく、高速道路を「普通車400円走り放題」にするだけで、人・モノ、そして情報の流れが生じ、GDPは35兆円増える! 

▼傷ついた日本経済を立て直すための、本当に実効性のある政策とは

コロナ禍における日本経済の問題を根本から探っていくと、それは国内における「モノの流れと人の流れの沈滞」、いわば経済の「動脈硬化」によって起こっている。
経済を再び活性化することを考えたとき、他の産業と比べても経済波及効果が高く、即効性のあるのは「観光産業」だ。
そして、インバウンドと比べても圧倒的に効果が高いのが、「日本人による国内旅行での消費」なのである。

とはいえ、そのやり方と時期こそが重要だ。
たとえば「GoTo」キャンペーンのような大型補助を打てば、その瞬間だけいくらか経済は活発化するだろう。
しかし、補助金が底をついてしまえば、後に残るものは少ない。
本来、政策的に行われる補助は、「補助が終わった後にも経済効果が持続・拡大することが見込まれる投資」に対して行われるものであるのだ。

今、傷ついた経済を立て直すための実効性のある政策が「高速道路の定額化」である。
国内の最重要インフラの一つである高速道路のあり方は、先進各国と比べても極めてゆがんでおり、それが大都市圏と地方、あるいは地域間の格差を広げてきた元凶なのだ。
日本人は「遠くへ行くほど料金が高くなる」高速道路の距離制料金制度に慣らされ、それがおかしいとも気づかなくなっている。

日本の動脈に血を通わすこと、つまり日本全国に張り巡らされた高速道路の使い勝手を今より遥かによくすることが、なぜ経済を活性化するのか。
本書では、その理由を詳細に示したい。

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