著者:小林猫太
ページ数:165

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純文学でもラノベでもない、中間小説と呼ぶにはマニアックすぎる、ネット文芸の裏通りを走る作者の自薦傑作(だと本人は思う)短編集。オタク趣味全開のコメディからクソ真面目な創作論小説まで、これを読めば裏ネット文芸の最先端がわかる、かもしれない。
悪書追放を掲げるテロ集団に父親を殺された少女はサイボーグとなって彼等の前に立ちはだかる(とらぬ狸の超電磁ヨーヨー)叔父の遺言で後を継いだ人材派遣会社は悪の秘密結社だった(正義を名乗る仮面の奴)人並外れた演算能力を持つ女子高生がその力を解放していじめグループに挑む(彼女は通常の3倍のスピードで)冴えないコンビニ店員の青年の正体は忍者であった(日影の軍団)他、ネット文芸サークル「六枚道場」高評価掌編を含む全10作。

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