著者:佐久間 正平
ページ数:68

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最近、メディアでよくミニマリストという言葉を見ると思います。

ミニマリストとは、最低限のものしか持たない人のことです。

ミニマリストに興味を持つ方が増えてきているようですね。

とはいっても、ミニマリスト=断捨離する人という意味ではないので、誤解しないでください。

ミニマリストは確かに断捨離もしますが、それだけがすべてではありません。

ミニマリストはものを持たないだけでなく、人付き合いや時間についても最低限にしていきます。

要するに、人生において自分の周りをすべて自分に必要なもの・時間・人だけにするのがミニマリストです。

人間関係も断捨離しますし、時間についても断捨離します。

必要性がなく、無駄と感じるものなら排除していきます。

ミニマリストは無駄を嫌います。

僕も無駄が嫌いです。

無駄な時間やお金が出るのが嫌なので、ミニマリストになった結果、自然に節約できてきました。

ミニマリストはものが少ないので、不便だろうと思われます。

確かにものが少ないことで不便な時がないといえば、嘘になります。

ミニマリストにもデメリットはありますからね。

しかし、ミニマリストはデメリットよりもいいことのほうが多い気がします。

ミニマリストは持ち物が少なくて不便に見えるかもしれませんが、結果的に人生は豊かになっています。

節約できてお金がたまるという意味でも豊かですが、本当に自分に必要なものや時間にエネルギーやお金を割けるため、豊かになっていくともいえます。

一方で、ミニマリストの反対の言葉も登場しているのはご存知でしたか?

ミニマリストは一つの生き方ですが、そんなミニマリストと正反対の生き方をしている人たちがいます。

それはマキシマリストです。

マキシマリストとミニマリストの反意語です。

マキシマリストは、ものを必要以上に持たないミニマリストのまさに反対で、好きなものにたくさん囲まれた生活を好む人たちです。

ミニマリストの部屋はものが少なくてシンプルですが、マキシマリストは好きなものに囲まれる生活により、最大限幸福になろうとします。

ですから、ミニマリストの部屋なら綺麗に見えますが、マキシマリストの場合は一見ゴチャゴチャして汚く見えてしまいがちです。

それでも実はまとまりがあるのです。

マキシマリストはものが多い→部屋が汚いというわけではないのです。

ものが多くてもスッキリしているのがマキシマリストです。

そう考えると、ミニマリストではなくマキシマリストでいることにも魅力を感じてくるでしょう。

二つは正反対の性質ですが、それぞれメリットとデメリットがあります。

本書でミニマリストとマキシマリストの違いを掘り下げていきますので、ぜひご参考にしていただければ幸いです。

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