あかつきの町 【売れてない芸人（金の卵）シリーズ】

そんな中で、大学で入った「お笑いサークル」は一筋の希望だった。先輩たちが、自分がやりたいネタだけをやり、笑いをかっさらっている姿を見て、憧れを抱いた。だが、その先輩たちもプロの世界に入り、挫折していく現実を目の当たりにする。

それでも自身もお笑い芸人になり、挫折と葛藤を繰り返しながらも、今なお目指す芸人の生き方とは――？

●　目　次　●

はじめに

絶　望

一九九三年、人間一年目
　幼い時に抱えていた恐怖
　中学三年生の悪夢
　高校一年生の悪夢

二〇一一年、大学一年目
　お笑いサークルで受けた衝撃
　「プロになる」という事

二〇一六年、社会人一年目
　亡霊の就職
　お笑いに救われる日々

二〇一七年、芸歴一年目
　お笑い好き少年の幸せな夢
　フリーライブの壁

二〇一七年～二〇一八年、芸歴二年目
　始まりの町
　「自分」を持つということ
　自分の好きなネタだけをやる

二〇一八年、芸歴二年目
　大きい内輪
　初めてのアンチ

二〇一九年、芸歴三年目
　“外側”に飛び出す決意
　主観と客観の狭間で

二〇二〇年、芸歴四年目
　「文章を書く」ということ
　お笑いライブ

これから

あとがき

●　著者紹介　●

レッドブルつばさ

芸人
1993年3月7日、福井県生まれ
2017年から芸人活動を始める