Adieu et Bonjour: 二度と会えない別れから「自分らしく」生きると決めた出会いのストーリー Adieu et Bon jour

２冊シリーズの１冊目です。
「自分らしく」生きたいと願いながら、「自分らしさ」を探す旅が続くばかりで一向に自分らしさが見つからないという人、うまく行かない、自分ではどうすることもできない苦しみや悲しみを抱えた人に、一筋の光になることを願って書いた本です。また、運が良いと言われる人って、何をしているのだろう？と思ったことがある人にも、読んでもらいたい１冊です。人生を楽しむ、自分らしく生きる物事の捉え方や言葉の使い方のコツがたくさん見つかると思います。

19回目の結婚記念日を５日後に控えて、夫は突然の急性心筋梗塞で先立ちました。２日後には息子の大学センター試験が控えていました。数時間前までいつもと何も変わらない日常が一変、目の前が真っ暗になりました。それでも、生きている人は前を見て進むしかない、そんな思いで必死に毎日を過ごすうちに、自分らしさを忘れ、自分の価値も見失っていたことに、ある日ふと気付きます。子供達が自立し、それぞれの道を歩き出したことがきっかけでした。真っ暗な世界に放り出され、手探りで前進する日々から、光を求めて、少しずつ日常に色を取り戻すまでに、どれだけたくさんの出会いがあったことでしょう。大きな大きな悲しみがあったことは事実です。一人取り残され、ひとりぼっちになった気分を何年も抱えてしまいました。本当はひとりぼっちになんかなったことは一度もないのに・・・。いつも支えて、寄り添って、見守って、引いたり、押したり、励まし、許し、認めて・・・あらゆる形で関わってくれる人たちが、いつもそばにいてくれました。夫が亡くなってから12年が過ぎ、ようやく私自身が私を取り戻してきたことを実感できるようになってきました。ここまでの私の経験が、誰かのお役に立つかもしれないという思いで、本にすることにしました。自分らしさを求めて道に迷っている人や自分ではどうにもならない悲しみと戦っている人への生きる勇気・力になることを願い、日々の暮らしの中の当たり前になっている出来事に、光が当たるきっかけになれたら嬉しいです。私が出会った愛の塊のように人たちにピン！ときたら、コンタクトが取れるように紹介しています。この本を通して、人と人との出会いが奇跡のように広がり、一人一人が「私らしく輝いて生きる！」と決めて行動できるようになる１冊です。