著者:香川哲三
ページ数:132

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〇香川哲三の第5歌集。2010(平成22)年から2015(平成27)年までの6年間の作品612首を収める。
〇春寒く明けゆく部屋にひとり立ち愴然として聞くニユースあり 〇この国の未来の姿憂ふるに今日は朔旦冬至とぞ言ふ 〇戦の絶えざるままに時移り今プレデター・リーパー無人機が飛ぶ 〇果つるなき連鎖想へばわれすらや今日の一日の思ひは激し 〇年々に水澄み空の青映す夏の盛りの元安川は 〇鉄骨に支へられ立つドームのなか吹きゆく風の寂しき音す 〇速やかに蝕のすすみてゆく太陽あふぐ朝の空みづみづし 〇職務より解かれし日々をひた歩む朝焼の坂夕映の町 〇島畑にひと日はたらき帰りゆく海はこよなき薄墨のいろ 〇冬越えし黄の実今年の青き実に交じりて檸檬の花ひとつ咲く 〇連れ立ちて二羽また三羽月光に遊ぶ鴉ら冬の夜更けて 〇ひとつ丘おほへる木々の梢より積む雪かすかに月光に散る 〇永平寺の庭に香りて咲く梅の白き一木紅き一木 〇凪ぎわたる日本海に注ぐ滝さやさやとして騒がしからず 〇おほどかに穂麦なびける畑遠くけぶりて驟雨の移りゆくらし

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