著者:小田切 常雄
ページ数:248
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―「命」とは尊厳の栖(すみか)、では「義」とは―
赤穂浪士の討ち入りを描いた「忠臣蔵」で隣家の旗本として登場し、塀越しに高張提灯を掲げて討ち入りを後押ししたことで知られる旗本・土屋逵直。なぜ逵直は赤穂浪士に肩入れをしたのか――それぞれの義、それぞれの命を生きた大石内蔵助、柳沢吉保と共に風流旗本の71年の人生が、いま鮮やかに蘇る。赤穂事件と忠臣蔵に新たな光をあてる歴史巨編。
―「命」とは尊厳の栖(すみか)、では「義」とは―
赤穂浪士の討ち入りを描いた「忠臣蔵」で隣家の旗本として登場し、塀越しに高張提灯を掲げて討ち入りを後押ししたことで知られる旗本・土屋逵直。なぜ逵直は赤穂浪士に肩入れをしたのか――それぞれの義、それぞれの命を生きた大石内蔵助、柳沢吉保と共に風流旗本の71年の人生が、いま鮮やかに蘇る。赤穂事件と忠臣蔵に新たな光をあてる歴史巨編。
[目次]
序 章
東国の逵直、西国の内蔵助
垂涎(すいぜん)の茶器
銀八かたる
誕生
江戸家老の気迫
国家老の冷静
先祖は千人斬り
新たな出会い
銀八!おれだ!
逵直の信念
内蔵助の転機
貧乏旗本のふたりの女性(にょしょう)
碁敵と妻女
新しい奉公女
揺るがぬ判断
おさきとの恋
渇いた砂
名残の茶の湯
両国橋で
其角に策あり
しかし、内蔵助どの
寺坂吉右衛門
内蔵助の自問自答
生きて大事を
漁師になる
割れ鍋に綴じ蓋
泉岳寺にて
終 章
著者略歴
[担当からのコメント]
300年以上も前の事件が、今もなお物語となって語りつがれるのは、そこに武士としての生き方だけではない普遍的なものを私たちが見いだすからかも知れません。土屋逵直という人物を通じて赤穂事件を捉えた本書の「忠臣蔵」は、人間の生き方とは何かを改めて問い掛けます。
[著者略歴]
小田切 常雄(おたぎり・つねお)
一九四六年一月山梨県南アルプス市(旧白根町)に生まれる。
一九八五年子供の頃からの夢だった書店を開業。
ブックスセンチュリーの店名で二十年間、本の洪水の中で生きる。
第一線を退いてからは、甲府市湯村三丁目に在住し、趣味で執筆中。
本書「義か命か──逵直と内蔵助、ふたりの忠臣蔵」は第二二回日本自費出版賞入選。
近著に「御勅使川(みだいがわ)」がある(銀河書籍刊)
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