著者:太田 浩史
ページ数:81

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[商品について]
―学者の豆なんぞ、たとえ一千万字あったとしても馬は見向きもしない―
天明三年から四年に起きた、相馬藩の人口と財政に壊滅的な打撃を与えた天明の大飢饉は藩財政を破綻の危機に陥らせ、人口回復・農村復興策としての他国からの入百姓の道を歩ませる。その道の先には、報徳仕法を掲げて農村復興事業に大きな成果を挙げていると評判の二宮金次郎がいた――。
様々な差別や困難の中を歩んだ相馬移民の歴史と、道徳の教科書や銅像で知られる二宮尊徳の実像を追った歴史ノンフィクション。

[目次]
入百姓ということ
相馬中村藩以前の入百姓
鎌倉時代からずっと相馬氏の領地
豊かだった相馬藩と財政危機
藩勢が一変した天明の大飢饉
忠臣久米泰翁と東福庵闡教
二日町普願寺と移民草分け三ヵ寺
移民以前の真宗門徒と本願寺派
最初の移民
文化の御厳法
画期的だった金主付新百姓制度
移民ルート
北陸移民の発信源二日町と麻生村
蓮如柿・富山柿
草鞋脱ぎ僧の活躍
越中と関係が深い相馬の真宗寺院
信仰と習俗の違い
相馬野馬追
違和感
加賀泣き
第一次移民の成果
賢君教育
天保の大飢饉
富田高慶と二宮金次郎
草野正辰と二宮金次郎
池田胤直と二宮金次郎
相馬藩の分度
モデル村
相馬益胤没す
第一期相馬報徳仕法
いもこじ会
富国方法書
草野正辰没す
つかの間の喜び
北関東の報徳仕法
日光仕法と相馬藩
後継者達
巨星、遂に墜つ
第二次移民と報徳仕法
相馬に残る越中弁
〔参考資料〕
【著者略歴】

[出版社からのコメント]
二宮尊徳といえば荷物を背負って歩きながら本を読んでいるイメージを持つ方も多いと思いますが、本書では農村復興のために寸暇を惜しんで活動したその実像が相馬移民の背景と共に描かれています。単なる道徳のアイコンではない、知性と信念を持った一人の偉人の実像を、ぜひ本書で楽しんでいただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
太田 浩史(おおた・ひろし)

1955年富山県生まれ
大谷大学卒業
真宗大谷派大福寺住職
日本民藝協会常任理事
となみ民藝協会会長

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