【無料で読める】コーチングにピンときたら最初に読むコーチングの入門書

【目　次】
はじめに：コーチングで世界が変わる
第１章　コーチングで人は輝く
（１）時代はコーチング　
（２）あなたは時間の浪費家、それとも投資家
（３）横から目線で、あなたに伴走
第２章　コーチングの基本のキ
（１）全肯定で人は輝く
（２）基本のキ：聴くと認める
（３）基本のキ：質問と心構え
第３章　コーチングの中心を掴む
（１）基本のキ：５つの手順
（２）盤石な自己基盤を築く
（３）人の価値３つを磨く
おわりに：コーチングで花開かせよう

私は、コーチングに出逢って、わずか1年で、大きく人生が変わりました。自分でも驚くほどの変化です。この経験をもとに、あなたの人生が花開く「一つのきっかけ」になることを願って、本書の執筆を始めました。

はじめまして、シリコンバレー流コーチング・アカデミー１期生の小野寺孝之です。

あなたは今の人生に満足していますか。

私は、満足していませんでした。コーチングに出会うまでは。それまでの私は、理想の人生を実現しようと、数多くの本を読み、自己啓発系のセミナーに出席し、人生変革のためのプログラムも受講してきました。しかし、変わることは出来なかったのです。
あなたも、おそらく、理想の人生を生きたいと願い、自分を変えるきっかけを求めて、本書を手に取られているのだと思います。まさに、本書は、そんなあなたにピッタリです。

コーチングって、最近、よく耳にするんだけど、取っ付きにくくて、イマイチ分からない。なんとなく、うさん臭くて、あやしい感じがする。コーチングを習ってみたいんだけど、最初の一歩が踏み出せない。こんな感じをもたれている方も、少なからず、いらっしゃると思います。

本書は、そういった疑問、不安、疑念を一掃し、あなたに、人生を変える一助になります。

ところで、あなたは、何か行動をしようと思い立った時に、まず何をするでしょうか。誰かに相談することも多いと思います。ところが、相談してみたものの、往々にして「そんなことできるの」、「やめた方がいいんじゃない」、「お金と時間がもったいないよ」などなど、否定的ない言葉が返ってくることも多いはずです。
何より、もしかしたら、あなた自身が、「どうせ自分には無理」、「自分には出来っこない」、「～がないからきっとダメ」などと、否定的な思い込みにとらわれているかもしれません。

そんな根拠のないカラをやぶって、理想の人生に向かって新しい一歩を踏み出しませんか。本書は、そんなあなたのお役にきっと立てるはずです。

私は、理想の人生を実現するために必要なことの一つが、出逢いだと確信しています。もちろん、一度の出逢いで、すべてが変わることはないかもしれません。しかし、新しい出逢いを積み重ねていく中で、理想の人生に着実に近づいていけるのではないでしょうか。

私の場合、国際ビジネス論教授の菅原秀幸先生を通して、コーチングと出会うことで、その後の人生が劇的に変わりました。シリコンバレー流コーチング・アカデミーでの研鑽が、人生変革を一気に加速させてくれました。

それまで、これといった結果を出せていなかった私が、わずか一年間で、オンラインコーチングスクールの開校（２０２１年６月）、日本FP協会主催セミナー講師として登壇（２０２１年１０月）、サイバー大学入学（２０２１年１０月）を果たしたのです。いま、本書の執筆を手掛け、自分自身でも驚いています。一気に、人生が開花し始めたのを感じます。

具体的に申し上げますと、シリコンバレー流コーチング・アカデミーで、毎週、コーチング・セッションに継続的に取り組んできました。その結果、盤石な自己基盤を作り上げ、自己肯定感を高めることが出来たのです。自分に自信がもてるようになり、決断や行動がとても速くなりました。すべては「コーチングの賜物」で、失敗を恐れず、どんどん挑戦し、目標をかなえていける自分になれたことに、自分でも驚いています。

このような中で、コーチングが私にもたらしてくれた大きな変化は、三つです。

一つ目は、「表情」。オンラインよる継続的なトレーニングが、毎週水曜日に実施されています。ここで、パソコン画面に映る自分の表情をチェックしながら対話することで、相手の方に安心感を与える話の聴き方や、話しやすい雰囲気の作り方を、日常的に意識し続ける事が出来るようになりました。
これは私だけに限らず、他の受講生もみな、最初の三か月間で、みるみるうちに表情が変わり、気付けば、みんな笑顔の美男美女に。これには、とても驚きました。

二つ目は、「コミュニケーション力」。コミュニケーションのポイントは、うまく話すことにあると思っていきました。ところが、相手の話を積極的に傾聴する事にあると知ったおかげで、色々な方の多様な話を、素直に聞き入れる事が出来るようになったのです。
それまで私は極度の人見知りで、人との会話が苦手でした。いまでも、誰とでも自然に会話できるようになり、コーチングの力を実感しています。

三つめは、「周りの変化」です。コーチングのトレーニングにより、私の「表情」と「コミュニケーション」が変わることで、周りの人たちも、おのずと変化していきました。
勤め先では、コーチングの中核になっている「教えない」、「気づかせる」というアプローチをとって、部下に接しました。すると、以前は、部下の成長に三年以上かかっていましたが、わずか一年で大きな成長を遂げるようになったのです。
このおかげで、相手を「信頼」できるようになりました。それまで、少し難易度の高いと思う仕事は、心配から、ついつい自分でやっていました。ところが、思い切って任せられるようになり、その結果、自分の時間が大幅に増え、今では、仕事を続けながら、社会人学生として、サイバー大学の講義を受けられるようになっています。

これらの変化は、シリコンバレー流コーチング・アカデミーに所属し、アカデミーの仲間たちと毎週コーチングし合える環境に身をおいているお陰だと感じています。いつも思考がスッキリし、新しい事に対してワクワクした気持ちで、勇気をもって前進することができています。一人の仲間は、「毎週、毎週、スッキリするので、悩む暇がなくなった」といっているくらいです。本書も、アカデミーのたくさんの仲間たちから、コーチングを受け、フィードバックを数多くいただきながら書き進めています。

「コーチングで世界が変わる」。

これは、私が、共に、シリコンバレー流コーチング・アカデミーで、研鑽を重ねてきた仲間たちが、一様に口にすること言葉です。「世界が変わる」というフレーズは、軽々しく口にするようなものではありません。ところが、私の周りでは、頻繁に耳にするのです。自身が掲げるゴールを達成し、どんどん前進していく仲間たちの姿を目にする度に、私は驚きと感動に包まれます。

ここから先は、私がコーチングの修練を重ねてきた中で、菅原先生がすでに出版されている三冊の著書から、最初にこれだけは知ってほしいというところを抽出し、シンプルに編集したものです。最後まで読み進めていただくと、これまでとは違う意識と、ワクワクする気持ちを抱いて、きっと、あなたは新しい世界の扉をあけるでしょう。

小野寺孝之