著者:石田高大
ページ数:127

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アート作品を作りたいと思ったことはありますか?

私自身、アートを制作し、発表していても「アート?天才とか美大生がやっているものでは?」と考える人が多いと感じます。

私もアート制作を始める前、ギャラリーで展示するアーティストの多くは美大出身の方なこと、美術の雑誌である『美術手帖』で紹介されているアーティストが美大出身の方ばかりなことから、アートはやはり美大を出た人がするものかと感じていました。

しかし、私自身どうしてもアート作品に興味が出てしまい、アートについて本やネットなどで学びつつ自分なりに制作し、個展という形で発表してみました。

その結果気づいたことが2つあります。

アートの制作は誰でもできる、誰でも発表していい

アート作品は苦しみを抱えた人に必要となる

①については、アートを制作し発表するまでは誰にでもできるということです。

そして②は、誰でもできるアート制作ですが、特に苦しみを経験した、または抱えている人にこそアートが欠かせないものということです。

アートは太古の人が、狩猟生活の様子を洞窟などの壁画に記したものから始まったと言われます。私は狩猟の経験はありませんが、今のように銃もなく、命をかけた獣との戦いだったと思います。

そんな命の危機を感じた経験、強い感情の揺らぎを、どうにか整理し、伝えるためアートが生まれたはずです。「作品の良し悪し、見栄え…」の前に、まず自分の心の動きから生まれたものではないかと。

また、私もアートに詳しくなってから知りましたが、美術経験のない人のアート作品は「アウトサイダー・アート」と言われています。

そのアウトサイダー・アーティストたちも、「人間の苦しみ(病苦、孤独、離別、被災、困窮、追放、受刑、隔離)」の中から作品を生み出してきました。(『アウトサイダー・アート入門』(椹木野衣 著) より)

私も「孤独」の中からアート制作を始めた人間です。そして、アートを作る中、その孤独とも上手く付き合えるようになりました。

表現は心の内を爆発させてくれます。そして自分を素直にしてくれます。

だからこそ、アートは経歴問わず、苦しみを抱えた人が心のわだかまりを爆発させるものであって欲しいと考えています。

しかし、日本のアートの世界では美術教育のある人の作品に出会うことがほとんどですし、アートの書籍を見ても「アートの鑑賞法」のようなアートを見る側や買う側からの視点がほとんどです。急にアート作品を作ろうと思ってもまず何から始めるかは分からない状態です。

そこで私が美術教育の経験のないままアートを制作・展示してきた経験も交えつつ、アートを制作したい人に向けて執筆することにしました。

アート作品を制作したい人の背中を押す、またアート制作の仕方に悩んだときの参考になればと思います。

人生に迷い自分を見失っている人にも読んでいただき、アートに触れて自分らしさを見つけて頂けたら幸いです。

読者限定のプレゼントもありますので是非受け取ってください。

目次

はじめに

1章 アートの制作や個展は誰でもできる
 天才ではなくてもアートはできる
 作品を作れば、誰でも個展は開ける
 未経験から制作・展示までの大まかな流れ
 SNSではなく、展示をやるからこそ得られるものがある

2章 アートは何をしてもいい。苦しみを抱えた人にこそおすすめ
 アートは絵を描くことではない。絵はアートの一つの手段
 アートで重要なのはその人の過去
 アートはいつ誰がどのように取り組んでもいい
 表現には相性がある
 アートは苦しみを抱えた人に必要なもの

3章 アートで爆発し、自分を見つけていく
 アートで自分をみつけていく
 ①自分のこと、自分の好きなことに気づくことができた
 ②ありのままの自分で接することのできる友人がいることに気づくことができた
 ③過去の嫌な出来事を前向きに捉えることができるようになった
 アートで爆発する。一歩踏み出してみる

4章 人生迷走。青い鳥症候群
 何のために大学に行くか
 人生迷走した東大生
 好きなこと、やりたいことを見つけれない
 青い鳥症候群・自分探し症候群

5章 アートはどこにあるか分からない。結局は独学で行うもの
 興味をもてば何でもアートになる
 石田高大、アートに出会う
 アートは結局独学で行うもの

6章 アートを制作は構想に時間をかける
 自分の好きなこととその理由が分かってくる
 身体表現を平面作品にしてやる
 アート制作で大事なのは構想

7章 アートの学び方と製作の方法
 アート学ぶために行う2つのこと
 ①アートを知り、楽しめるようになる。自分のアート観を作る
 ②自分の表現や好きなものの歴史を追究し、自分の作風を作る
 アートの制作は…「アート観×好きなもの×思いきり」
 アートが生み出すのはユニークなものではなくオリジナルなもの

8章 個展の開催、承認欲求軸から自分軸への変化
 個展を開催した
 展示に来てくれる人の優しさを感じた
 いきなり個展をやった中での失敗談
 承認欲求軸から自分軸に
 Jから石田高大に

9章 アーティストとして生きてみて感じたこと
 自分の好きなことに出会うには時間がかかる
 思ったことを言える人を大事に。誰とでも仲良くしなくていい
 続けていると「大丈夫?」「頑張れ」ではなく「すごい」「頑張ってる」と言われる
 東大生も好きなことをしたい
 アーティストを仕事にするなら起業が必要

おわりに

筆者プロフィール

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