著者:秋榴ゆう
ページ数:59

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古流剣術の最高峰、剣術の到達点、最強の剣術などといわれる無住心剣術。
とはいいましても知名度が上がったのは近年になってからであり、知られるようになりはしてもマイナー感は否めません。その理由としては400年も前に道統は途切れ、失伝してしまっているからです。
なぜ継承されなかったのかといいますと、他の廃れた流派とは違いその術理が難解であり、
そこに到達せねば無住心剣術とは言えないため、つまりは継ぐほどの人物がいなかったということです。
ただ逆に言えばこういった心法の剣術は初代でついえるのが定石ですが、
三代も続いたのはすごいことなのではないかとも思います。
現代では無住心剣術を習うことはできませんが、ありがたいことに伝書などが比較的多数遺されており、
写本など受け継いでくれた人たちがいたおかげで我々も読むことが出来ます。
その遺された貴重な資料を武術剣術の修行の一助にしてください。

無住心剣術の伝書の中で、九ヶ条と呼ばれるこの書は二代目の小出切一雲が植松三右なる人物に宛てた書簡の写しが原本になっており「無住心剣術・九ヵ条の書簡」とでもいうべきもので、内容は植松三右からの質問への回答の手紙であるため、他の無住心剣術の伝書とは違い「候文」でやや読みにくいですが、無住心剣術の術理への階梯とするには重要なポイントを抽出して解説しており貴重な内容となっております。
九ヶ条の題する通り九つに章立てて解説されており、
手紙とはいえ内容の重要さから伝書並みに扱っても良い代物だと思います。
本書は無住心剣術の伝書としては4巻目か5巻目にあたると思いますが、
無住心剣術の資料の中ではあまりメジャーではなく目新しいと思い、
「無住心剣術の伝書集」としては第4巻から先に出版してみました。

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