【無料で読める】昭和・平成の大型バイクと懐かし青春時代！ 時代シリーズ

大型バイクというカテゴリーは、いまでこそ教習所で取得できる項目になりましたが、80年代に
青春時代を迎えていたオジサン世代にとっては夢のオートバイでした。試験所に何度も通いつめて、
なんとか手にした「限定解除」という四文字は、まさに汗と涙の結晶。仲間内からは羨望と嫉妬心が
混ざった複雑な眼差しが向けられたものです。
その頃に発売されていた「ナナハン」という言葉で括られた大型バイクたちも、もちろんスターでした。
ただこの時代は、大型二輪免許人口の少なさに比例して新車の流通台数も少なく、
今となっては現存する大型バイクは希少価値の高いヴィンテージ品となっています。
大型バイクの潮目が大きく変化したのが、1990年代後半の規制緩和でした。
「うちの国の大排気量バイクが売れないじゃないか！」との外圧によって、
日本の免許制度が変わったこともあり、いっきに限定解除保持者が急増！
まさに大型バイクの需要が急激に高まったのです。
そうなると国産メーカーも「ナナハン」というカテゴリーに捕らわれることなく、
続々とリッター級のバイクを送り出し、海外メーカーに負けない魅力的な商品展開をはじめました。
これが2000年代に起きた大型バイクブームのはじまりです。
これを切っ掛けにハーレーやドゥカティなどの海外メーカーも定番化し、さらには近年のバイクブームの
背中を押したのが、昭和にリリースされた旧車の人気でしょう。大型バイクを軽々と乗りこなす“バイク女子”も
急増し、大型バイクはブーム真っ只中な状態です。
この本では、そういった旧車をノスタルジックに捉える層を中心に、老若男女すべての人に
昭和・平成に活躍した大型バイクを見て楽しんでもらおうと企画したものです。
1970年～2010年をひと括りとして『昭和・平成の大型バイクと懐かし青春時代』を
おもしろ楽しく展開してまいります。
時代シリーズ　第18弾

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