著者:伊藤, 眞作
ページ数:65
¥800 → ¥0
―生きるとは、「人間的に生きる」ということでなければならない―
リストラ、病、臨死体験と紆余曲折の人生の中で、「書くこと」が何よりの幸せだった。自らの禁煙経験と核廃絶への思いを重ね、子どもを儲けの餌にするまでに墜ちた資本主義の行き詰まりを嘆き、ピカソの絵の思想的表現にヒューマニズムの粋を見る。――漫画化の夢に挫折し、落語を愛し、数学に出会い、教師となった後も市井の片隅で政治と社会を鋭く見つめ続けてきた著者の、機知に富んだ回顧録的エッセイ集。
[目次]
第一章 投 稿
1. 自己紹介
2. 目のうろこが落ちる
3. 辞書を片手に学習
4. 決議案を〝図解〟に
5. 核廃絶とたばこ
6. 魂が入っていない
7. テレビ見る時間があるのだから、決定は読める
8. 百二十五代の「緑の日」を?
9. 宣伝紙を送ったらササニシキが届く
10. イチロー哲学 私も実践して
11. 貴乃花の優勝、私流の感じかた
12. ニュートリノ その誇りと恥
13. 定年退職して『資本論』再開
14. 今年から断酒 お茶で正月を
第二章 折々に
15. 狙われる子どもたち!
16. オヤジ族よ、頑張ろう
17. 書くことの意味
18. 心のなかのレコード
19. 「宿題やったか、風呂入ったか」
20. 生きる勇気
21. 授業準備
22. 墨色の魅惑(思い出)
23. 克己心
24. メガネ
25. 自由への道
第三章 世紀を跨いで
26. 『対話の哲学』(議論、レトリック・弁証法)島崎隆著 を読んで
27. 沖 縄
28. ピカソへのいざない
29. ピカソ絵画の弁証法
30. ピカソの『泣く女』
年 譜
31. 神の味噌汁
32. 笑いを求めて
第四章 小 論
33. 分数の割り算は、なぜ「逆さ」にして「掛ける」のか?
34.一人でできる絶対ミスのでない「多数資料の処理法」
あとがき
[担当からのコメント]
自分を見つめるということは、ただ黙々と自分の内側の考えに耽るというよりは、潜水艦のように自分が発した「何か」が自分に返ってくるのを受けとることで初めて可能になるのではないか、本書を読んでいるとそんな気分にさせられます。色々ある人生の中で自分を見つめ直す時間を、本書を共に楽しんでいただければ嬉しく思います。
シリーズ一覧
- 同シリーズの電子書籍はありませんでした。
この期間中は料金が980円→0円となるため、この記事で紹介している電子書籍は、すべてこのKindle Unlimited無料体験で読むことが可能です。