著者:上村たかよ
ページ数:97
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この本に書かれているのは、私がこれまで直面してきた変化に適応しながら生きてきた物語です。
同世代で、今、変化を目の前にして、心の中で「どうしよう」とつぶやいている皆さんが、これから変化を乗り切っていくときに、ちょっと思い出していただけたら嬉しいです。
最近は、「自分らしく生きる」、「なりたい自分になる」、「願いをかなえる自分になる」など、自己実現を軸にした考え方が中心になってきているようです。
しかし私は、そうした価値観の中で育ってきませんでした。私が育てられたときの価値観は、「人のために尽くす」というものです。
少し前の私には、何の迷いもなく「私ファースト」と主張ができて、自分の望みをかなえるために行動できる人達の姿は、まぶしいものでした。
でも、私自身の気持ちにも、最近、大きな変化がありました。今、私自身も自分のことを大切にし、自分の価値観を大切に育むことに罪悪感を抱かなくてもいいんだと思えるようになってきたのです。
こうした気持ちの変化が起こるまでには、長い時間が必要でした。
自分自身の心の中をみつめ、変化をおこし、受け入れることは、正しいことだとわかっていても決して簡単にできることではありません。変化には痛みが伴うからです。
私たちは今、新しい感染症の流行によって、生活や働き方にも大きな変化の波の中にいます。
テレワークの拡大がもたらした、コミュニケーションの在り方への変化によって、40代~50代を中心とする働き盛りの世代は孤独感を強めているそうです。これまでの価値観や仕事のやり方に馴染んでいる世代です。従来の価値観から抜け出せないと感じているのかもしれません。
変化は、時に厳しいものですが、変化の渦に飲み込まれないための方法はあるはずです。
【目次】
第1章 自分をしばる鎖
第2章 自分の価値観を試すチャンスがやってくる
第3章 1人になって再出発
第4章 人生の棚卸し
第5章 自分にイノベーションを起こし続ける
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