【無料で読める】奇跡の一代記神谷傳兵衛物語没後百年改訂版

緊急出版！『日本のワイン王神谷傳兵衛』没後百年記念
命日４月２４日までの特別価格！！
　
　江戸末期、三河国で生まれた神谷傳兵衛。日本初の本格的ワイン醸造施設「牛久シャトー」と日本初の西洋式バー「神谷バー」の創業者。その人生を辿ると、生家は没落。幼い頃から苦労を重ねるも、｢さかやになりたい」という夢をあきらめずに横浜へ。そこでワインとの運命的出会い。
　
　その後、浅草で酒店を開業。輸入酒を日本人好みに再製した「蜂印香竄葡萄酒」や「電氣ブラン」が爆発的大ヒット。巨万の富を得ると、日本で初めて純国産葡萄酒の商品化に成功し、｢日本のワイン王」と称されました。
　
　事業の大成功で莫大な財を成し、明治大正期に数多くの企業の創設に関わった大実業家。その一方で慈善活動、教育、公益事業、神社仏閣への支援、国難時や災害時の多額の寄付など多大な社会貢献に尽力。近代日本の黎明期、あの渋沢栄一に匹敵する足跡を残したにも関わらず、何故か世に知られていません。
　
　名声を求めず、吹聴もせず、残る記録は大正期の伝記のみ。1856年に生まれ、1922年4月24日に亡くなった傳兵衛を取り上げた本書は、歴史に埋もれた偉人の物語に光を当てた注目の一冊。傳兵衛没後百年の今、天下後世に伝えます。
　
第１章　成　長
①神谷家の系譜
②松木島村の情景
③白梅と花の児　
④誕生と生家の没落
⑤八歳の丁稚奉公
⑥独立、｢重い荷を背負った少年」
⑦投網名人の少年と天狗様
⑧花川戸「助六」と名刀「髭切丸」
⑨横浜行き、｢金三両の別れ」
⑩ワインとの運命的出会い
⑪東京進出、｢天野屋の五年間｣
⑫創業、｢みかはや銘酒店」
第２章　出　世
①大ヒット、｢蜂印香竄葡萄酒｣　
②成功の裏側　
③生涯の友との出会い　
④商標登録　
⑤電氣ブラン
⑥生産体制の構築
⑦白羽の矢　
⑧フランス留学
⑨夢実現、｢シャトーカミヤ竣工｣　
⑩旭川への進出　
⑪神谷バー　
⑫三十年後の海外渡航
⑬向島別荘　
⑭稲毛別荘
第３章　展　開
①メガバンク誕生、｢豊国銀行｣
②三河鉄道の夢（前話）
③三河鉄道の夢（後話）　
④刈谷発、｢東洋耐火煉瓦｣　
⑤三者共同、｢三星粘土｣　
⑥未来を展望、｢東洋遊園地」　
⑦チャレンジ、｢旭製薬」　
⑧セルロイドつながり　
⑨苦心、｢日新印刷」　
⑩｢脱兎号」の夢　
⑪洋行土産、｢神谷薯」　
⑫松木島八幡社　
⑬カミヤの至宝　
⑭可睡斎護国塔　
第４章　集　縁
①著名人との交友録　
②好敵手、｢蜂印と赤玉」　
③近藤利兵衛（前話）
④近藤利兵衛（後話）
⑤傳蔵の情熱　
⑥愛新覚羅家との奇縁　
⑦山岡鉄舟との交友
⑧浅草の顔、江崎礼二　
⑨日本ワインの父、川上善兵衛
⑩ヘッドハンティング　
⑪文士たちが愛した「酒売場」
⑫報恩の精神　
第５章　驚　嘆　
①数々の栄誉
②長者番付に見る奇跡
③敗訴、大正四年判決　
④元祖、｢ホワイト企業｣　
⑤健脚に驚く　
⑥渡し舟　
⑦一本の針　
⑧｢吐針地蔵」の伝説　
⑨白雲作、傳兵衛像　
⑩三つの土産話　
⑪慈善と倹約　
⑫明治十三年の浅草
⑬税問題に直面　
⑭利他の人
第６章　未　来
①関東大震災後　
②神谷ノブ　
③牛久の墓地跡　
④未来へ続く　
⑤美しい西洋館　
⑥ハチハニーの歌　
⑦強烈デザイン、｢蜂ブドー酒」
⑧蜂印とトンボ印　
⑨発掘、｢牛久葡萄酒」
⑩130年前のロマン
⑪撤退と復活
⑫祝！｢日本遺産認定｣