【無料で読める】たんぽぽは綿毛になって――妻、母、そして福祉に生きた永井貴美子の生涯（２２世紀アート）

［商品について］
―世の中のこと、平和のことなど考えると、いま怠けていたら、それこそ大変なことになってしまう―
八尾市議を連続６期務め、保育や女性の地位向上に尽力した妻・永井貴美子。「多くの人々に支えられて私がある」と常に感謝の念を忘れなかった彼女は、その言葉通り多くの仲間と家族に囲まれて自らの使命に邁進した――共同保育所の活動、市議会議員や市長選挙、そして記録をつけガンと向き合った闘病の日々など、今は亡き彼女のその足跡を記録としてまとめた、妻であり母であり政治家であった一人の女性の半生記。

［目次］
はじめに
第１章 いつも仲間にかこまれて アルバムその１
永井さんの思い出 　　　 南久宝寺　松本光子
永井さんを偲んで 　 大阪保育運動連絡会　樋口和恵
第２章 家族が綴るおもいで
おいたち
私たちの出会い・結婚（守彦）
二人の息子
たんぽぽ共同保育所へ
もうすぐ卒園・１９８１年記
こんなことってあるか・つらかった転校　剛史小６
選挙まであと３月
やったあ、９位で当選
つぎはクツヌギさんだ
当選、スーと気が楽に　由崇・中３
やっぱし、とおってほしかった　剛史・中１
市長選挙へ
第３章 アルバムその２　家族
第４章 闘病日記・紡いだ２３１日
今日は何の日
兄久弥に膵癌罹患を報告
砂浜を歩きたい
貴美子79歳に
背中にバカと書いてやった
初めての嘔吐
下賀茂茶寮で兄夫婦と会食
初めて長男家族と新年を迎える
めまいの症状が…。
今日は節分
「会いたいんですが…いいんです」二里さん来訪
貴美子激怒…抗えず
またたきのような光が…。
暗転
あとがき

［出版社からのコメント］
本書の後半はガンとの闘いを記録した闘病記ですが、本人や家族が病とどう向き合っていったのかというノンフィクションとしてお読みいただける内容になっています。ぜひ多くの方に手に取っていただければ嬉しく思います。