自分でつくるテクニカルシグナル米国株版

2020年2月頃にコロナショックが起こり、株価が大きく下落しました。
そして、米国株投資に興味を持った方や投資を始めた方がネット証券口座を開き、投資を始めて大きな投資タイミングとなったことでしょう。
日本で人気の米国株投資において、トレードを行う際に売買タイミングをつかむテクニカル分析。
そのテクニカル分析をした結果を毎日確認して売買判断のひとつにする人も少なからず居ることでしょう。

例えば次の①～③の条件を満たす場合に通知をしたいと思ったことはないでしょうか？

①当日終値が100日移動平均線にタッチ
②MACDがデットクロス
③RSIが30以下

「毎日確認するのが面倒」、「仕事が忙しくて確認を忘れてしまう」などトレードのチャンスを捨ててしまったこともあると思います。

本書では無料のスプレッドシートと少しのプログラミングで自作のテクニカル分析結果を毎日または条件を満たした場合にアラートしたい方を対象としてお役に立ちたいと考えています。

スプレッドシートはインターネットに接続できれば簡単に誰でも使用することが可能です。スプレッドシートのGoogleFinance関数を使用することで米国株の情報を簡単に入手することができるため、情報を加工して自分が想い描くアイデアを実現することができます。そして、簡単なプログラミングをすることで応用できることも広がり、例えば通知をメールやLINEで送信する、メールにグラフ画像を添付するといったことも実現できます。

複数銘柄のすべてを手作業で分析するとなると､途方もない時間がかかってしまいます。しかし、予めテクニカル分析のテンプレートを作成しておくことで、数秒～数分で確認ができてしまいます。

テクニカル分析の計算式は図書館で投資書籍を借りる、インターネットで検索すると簡単に分かる時代となりました。そのため、一般的に使われるテクニカル分析に加えて自身で考えた必勝の分析方法を追加することで勝率が増えることでしょう。

本書に興味を持ち、手に取ってくださった皆さんは米国株に何らか
の投資･トレードの経験がある方かと思います。

本書では、テクニカル指標を作成するために必要な計算式や計算方法について理解しやすいように構成しています。本書を通して投資の役に立てると嬉しいです。