著者:白石 凌海
ページ数:188

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覚鑁(かくばん、1095~1144)は、平安時代後期の真言宗中興の祖にして新義真言宗始祖です。平安時代後期に隆盛する浄土思想を、真言教学においていかに捉えるかを理論化した「密厳浄土」思想を唱え、「密教的浄土教」を大成します。西方浄土にいます阿弥陀如来は、真言教主大日如来という全ての仏徳を備えた仏から生まれた尊であるとしました。

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