著者:海老沢 薫
ページ数:32

¥500¥0

ついに完成したヘアヌード写真集のサンプルの中身を確認した結衣は、そのあまりに衝撃的な写真の数々に卒倒しそうになった。

こんな破廉恥極まりない写真集が世に出たら一体どうなるのか、世間から変態女のレッテルを貼られ、好奇や軽蔑の眼差しで見られるのは容易に想像ができた。

そうして、結衣のまったく知らないところで、突如ヘアヌード写真集発売の情報解禁がなされ、マネージャーの武田から緊急記者会見を開く事を知らされる結衣。

すでにネットニュースをはじめ、テレビや新聞などのマスコミが人気清純派女優のヘアヌード写真集発売の情報をこぞって伝える中、結衣は憂鬱な面持ちで記者会見場のあるホテルへと向かった。

会見場の控え室に到着した結衣は、そこでマネージャーの武田からシースルーのワンピースを渡され、それに着替えて会見に挑むよう命じられる。

さらに、会見での台本となる一冊のノートを渡された結衣は、そこに記されたシナリオ通りに屈辱のセリフを吐き、羞恥劇のヒロインを演じなければならなかったのだ。

而して、緊急記者会見の時間が訪れ、結衣は大勢のメディア関係者達が集まり、無数のカメラが向けられる会見場のステージに半裸姿で現れた。

会見場が大きなどよめきに包まれる中、ついに人気清純派女優のヘアヌード写真集発売の緊急記者会見ははじまり・・・。

「私、我妻結衣はこの度・・・かねてから強く希望していた・・・へ、ヘアヌード写真集を出版することになりましたので、ここにご報告させていただきます」
「今回の写真集は、女優、我妻結衣のありのままの姿をファンの皆さんに見て頂きたいと思い・・・オ、オッ○イや乳首やお尻はもちろんのこと・・・陰毛やア、アソコもしっかり撮ってもらいました・・・」

結衣が震える声で台本に記された通りのセリフを告げると、会見場はさらにざわつき、最前列に座る記者達は加虐心を煽られた。

それから記者達から容赦ない不躾な質問の数々が浴びせられ、結衣はそれらに対しても台本に記された想定問答のセリフで答えなければならなかった。

「女優、我妻結衣のありのままの姿を見てもらうためには・・・やっぱり、い、陰毛までしっかりと見せないといけないと思いましたし・・・ファンの皆さんに・・・見てもらいたかったからです・・・」

美貌を真っ赤に染めながら、大胆な発言をする人気清純派女優の姿はあまりに衝撃的で、会見場は異様なまでの熱気に包まれていくのだった。

第一章 世間を賑わす人気女優の痴態広告

第二章 清純派女優に用意された恥辱の処刑台

第三章 拷問のような記者会見

※本作は小説作品であり写真集ではありません

シリーズ一覧

 

  Kindle Unlimitedは、現在30日間無料体験キャンペーンを行っています!

この期間中は料金が980円→0円となるため、この記事で紹介している電子書籍は、すべてこのKindle Unlimited無料体験で読むことが可能です。

Kindle Unlimited 無料体験に登録する