著者:榎本雄二
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アイデア出しでお困りのあなたにこそ読んでほしい。
信じるか信じないかはあなた次第。アイデアを考えるか考えないかもあなた次第!
本書は、「都市伝説」の持つ効用を踏まえたビジョン策定の方法論を検討するものである。
素晴らしいデザインやビジョンには、「発想の飛躍」が潜んでいることが多い。
いわゆるクリエイティブ・ジャンプと言われるものだが、普通の人にはなかなかできない技であるのも事実。
小心者ならなおさらだ。
だが、突拍子もないアイデアが詰まっている「都市伝説」からヒントを得れば、誰でもクリエイティブ・ジャンプできるようになるのではないか――。
都市伝説を紹介するYouTubeチャンネルを見ていてそう思いつき、そこから編み出されたのが本書『都市伝説思考』である。
「巷に転がる都市伝説」を紹介するYouTubeチャンネル『コヤッキースタジオ』インスパイア系書籍!
【著者について】
榎本雄二。1968年東京生まれ。雲南省昆明市に在住。コロナ禍の2020年以降は東京に滞在中。デザインスタジオ「WiE」のクリエイティブ・ディレクター。インテリアデザインやプランニングのディレクションを主な生業とし、数社で顧問を務める。早稲田大学卒業、東京都立大学大学院修了。著書に『デザイナーの頭の中を覗く』(論創社)、共著に『大上海』(情報センター出版局)など。
【目次】
はじめに
1.都市伝説とはなにか
・都市伝説の類型
・都市伝説の魅力
・都市伝説あるある
2.ビジョンとはなにか
・デザイナーたちから学んだ思考
・デザインとは
・デザインの思考過程
・ビジョンを作る技術
・ビジョンを作るポイント
・ビジョン作りと都市伝説
3.都市伝説思考の方法
・都市伝説思考は「なすすべ『アリ』」
・都市伝説思考の手順
・都市伝説的ビジョンの発表
4.都市伝説思考をしてみた
・「せとうち地中海構想(1)」
・「せとうち地中海構想(2)」
・「日本ラブマシーン構想」
・「日本多極化推進構想」
・まとめ――都市伝説思考とは
あとがき
【「あとがき」より】
『コヤッキースタジオ』が紹介していた「未来透視家」のジョー・マクモニーグル氏のことが気になり、同氏が書いた『未来を透視する』を買った。
ジョー・マクモニーグル氏は、かつて日本テレビの人気特番『FBI超能力捜査官』に出演したことで日本でも有名になった人である。
買ったまま「積ん読」にしていたのだが、本書を書くにあたり、中身を眺めてみた。目次には数々の予言が記されている。2020年までの予言が大半を占め、その多くがハズレだった。一方で、時と場所を選ばなければすでに実現、またはもうすぐ実現するものも少なくなかった。
だが、私が注目したのは予言のことではなく、後半にある「付録」の文章だった――。
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