著者:松うら えい子
ページ数:47
¥680 → ¥0
繊細さんと言われるHighly Sensitive Person(以下;HSP)看護師は、敏感な感受性で観察力に優れ高い共感力を持つことから、患者さんに思いやりのあるケアができ看護師として能力を発揮される方も多くいます。
一方で、医療現場は患者さんの急変など生命の危機になる緊迫感のある刺激にあふれ情報処理で疲弊してしまいます。また医療現場は上司や同僚、他職種とチームで協同する複雑な人間関係への対応も求められます。HSP看護師はスタッフとの関係でも相手の機嫌を敏感に感じ取り気を遣い過ぎてしまいます。患者さんに思い入れ過ぎて仕事が終わってもずっと患者さんのことを考え気が休まらないことや、職場の人間関係が上手くいかないのは自分のせいかもしれないと自信を失くし、仕事を辞めていくことも多いです。
本書は、HSP看護師18年目の著者が、HSP気質ならではの感受性や思考によって人間関係がどんどん辛くなる悪循環から抜け出すために、日々の仕事で行ってみた【おまじない】を紹介します。自分の得意な感性を生かし患者さんに寄り添う看護を続けるためには、まずは自分自身を大切にできることが不可欠で、日々のちょっとしたストレスを感じたその瞬間に自分を楽にすることを仕事の習慣に取り入れることが大切です。
自分の気質や性格はすぐには変えられないけど、本書で紹介する【おまじない】を使い、心が軽くなり職場の人間関係の悩みが解消される看護師さんが一人でも増えてほしいです。
『繊細な看護師さんへ贈る すぐに使いたい仕事の人間関係が楽になるおまじない』
【目次】
まえがき
・繊細な看護師さんの特徴
・医療現場で起こる人間関係のストレスの原因
・本書で紹介するおまじないとは
第1章 新人看護師さんに贈る、苦手な先輩との関係が上手くいくおまじない
1:先輩から「監視されている」と感じる時
2:一人立ちしてからミスが怖くなる時
3:ケアが上手くいかなくて落ち込む時
4:苦手な先輩と一緒の夜勤で緊張する時
第2章 中堅看護師さんに贈る、後輩や同僚、他職種との関係が上手くいくおまじない
1:後輩のフォローに疲れてしまう時
2:急変!即入!みんなが忙しい中、リーダー業務でパニックになる時
3:仕事がスムーズに進まない…医師の機嫌に左右されてしまう時
4:他職種と意見が合わないしんどい時
5:看護師仲間との関係に疎外感を持つ時
6:やっと苦手なスタッフと離れるのに、気持ちが晴れない時
第3章 全ての看護師さんに贈る、対応が難しい患者さんやご家族との関係が上手くいくおまじない
1:「注射を打つのが怖い」プレッシャーを感じる時
2:ケアを拒否されショックな時
3:仕事が終わっても患者さんのことを考え、心が休まらない時
4:患者さんの苦痛を癒せない自分の力量にがっかりする時
5:ご家族の苛立ちや不安を受け止めきれない時
あとがき
・繊細だから心得ておきたい、看護師という仕事とのちょうどいい距離感
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