【無料で読める】マクロビオティックと歩んだ30年

健康的な食事、適度の運動、定期的な健診、控えめな飲酒など、心地よいコトバは毎日見聞きするが、それらの具体的な内容を説明できる人はいない。健康的な食事ってどんなもの、適度の運動って週に何日実行し、どのくらい走ればよいの、医者の健診結果って本当に信頼できるの？

こうした健康になるための問いに対して、マクロビオティックはズバリ「正しい食事こそが真の健康法である」と断言する。マクロビオティックの和風の呼び名が「正食（せいしょく）」というように、毎日の正しい食事が心身を健康に保つ秘訣なのである。

正しい食事があれば、当然のことにその反対の間違った食事もある。マクロビオティックではそれを「邪食（じゃしょく）」といっており、これら正邪の食事についても具体的に説明している。そしてマクロビオティックのすごいところは、正しい食事とはこのようなものと説明するだけでなく、そのベースには深い宇宙の法則が存在することを明らかにしている。

本書は私がどのような理由でこのマクロビオティックに引かれ、それをどのようにわが家流に実行してきたのか、いわば試行錯誤の記録である。

目次
第１章　私はなぜ正食にひかれたのか
第２章　明治時代にまでさかのぼる正食の歴史
第３章　正食から見た私たちの食べ物
第４章　身土不二は正食の第一歩
第５章　一物全体で自然と調和しよう
第６章　よくかむことがガンの予防と精神のレベルアップに
第７章　陰陽の調和は宇宙の法則
第８章　食べ物の陰陽
第９章　伝統的な食べ物には日本人の知恵がたくさん
第10章　季節の野菜で旬の味覚を
第11章　梅干しを食べて医者とグッドバイしよう
第12章　塩（自然塩）のすばらしい効用を見直そう
第13章　砂糖（白砂糖）は毒である
第14章　本当に恐ろしい加工食品
第15章　私たちにとって水とはなにか