著者:裕木 釦
ページ数:161

¥580¥0

文は「現時点では一般に認められていない文法的な仕組み」を起点にして作られています。

その仕組みは日本文と英文とでは全く違っています。起点になる仕組みが違っていると、結果的に全てが違ってしまいます。そのため日本人は英語に苦労するのです。

特別な語学の才能を持っている訳でもない普通の日本人が、日本で英文を理解しようとする場合、英文法を頼るしかありません。

しかし、現状の一般的な英文法は英文の起点になる仕組みを認識していない理論です。そのため英文の解釈が、まとまりのない不合理な解釈になってしまっています。

英語の基盤である英文法が間違っているとなると、お手上げです。どんなに英語学習方法を工夫しようと意味がありません。

この本は日本文と英文の起点になる仕組みを説明する本です。それらを理解すれば、これまで学んできたさまざまな英文のルールについて、実はそういうことだったのかと納得できます。パズルを解いたときのような爽快感が得られると思います。

ただし、本書の内容はまだ一般に認められていません。決して難しい内容ではありませんが、常識外れの内容なので、理解できるようになるまで時間が掛かるかもしれません。

理解を早めるために本書の内容の概要を説明しておきます。文作りは語(普通の語)を文の役割(主語・述語・目的語・補語・修飾語など)に変えることから始まります。

日本文は付属語をくっ付けることで語を文の役割に変えます。それに対して英文は人の意識の中で仮想的に語を文の役割に変えます。それが、それぞれの文の起点になる仕組みです。

分かり易く言えば、英文の役割は「みなし(そういうものであると想定すること)」によって作られるものなのです。そのため複雑な表現の役割が存在しません。

例えば英文には否定の述語がありません。「無を行う(do not)」あるいは「無が存在する(nothing is)」などの、日本人には奇妙に感じられる表現で否定を表現することになります。

また述語は現在と過去の二種類の時制を表現することしかできません。目的語や補語を利用して、文全体として細かい時制を表現することになります。それも日本人には馴染みがない表現方法です。

英文のコンセプトが明らかになると、さまざまな驚くべき事実が浮かび上がってくるのですが、最も衝撃的なのは英文に助動詞の概念を導入するのが不可能であるという事実です。疑問文は文頭に助動詞を置くことで作られる訳ではなかったのです。信じられないかもしれませんが、本書を読めばご理解いただけると思います。

これまで英語を暗号のようにしか感じられなかった方も、そうした事実をしっかり理解していけば、英語を活きた言語として感じられるようになれます。

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