著者:墨谷佐和
ページ数:154

¥880¥0

ここは、あけぼの町三丁目。『コウスケの弁当屋』にやって来る人々の、時にあたたかく、時にせつない、お弁当をめぐる物語――

幼稚園に通いはじめたかわいい息子・つかさのため、毎朝せっせとキャラ弁を作る有純。つかさの喜ぶ顔もさることながら、インスタで『いいね』や賞賛のコメントがつくのも嬉しくて、ますます腕を上げていく。一方、同じクラスの遥斗は、ふりかけごはんとウインナー2本という簡素なお弁当が毎日つづいている。母の縁は表情も少なく、ママ友など友人を持つ様子もない。そんな縁に、担任の里香はやきもきしている。里香は、お弁当ひとつで子どもの心は幸せにもなれば、淋しくもなると考えている。なぜなら、自分自身が母親からお弁当を作ってもらった記憶がないからだ。里香の恋人・雄太はその真逆で、大学生になった今も父が手作りのお弁当を持たせている。そんな雄太ら父子も最近のお気に入りは『コウスケの弁当屋』で……

シリーズ一覧

  • 同シリーズの電子書籍はありませんでした。

 

  Kindle Unlimitedは、現在30日間無料体験キャンペーンを行っています!

この期間中は料金が980円→0円となるため、この記事で紹介している電子書籍は、すべてこのKindle Unlimited無料体験で読むことが可能です。

Kindle Unlimited 無料体験に登録する