著者:三年寝て太郎
ページ数:138

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『我慢ではお酒はやめられない』

あなたは頑張ってお酒をやめようとしていませんか?

あなたは我慢してお酒をやめようとしていませんか?

でも本当はあなたも知っているはずです。

そんな方法では、おそらくお酒はやめられないだろうということを。

実は、「我慢」で「お酒をやめよう」とすると、余計にお酒が飲みたくなります。

実は、「頑張る」で「お酒をやめよう」とすると、余計にお酒が飲みたくなります。

「我慢」して「頑張る」ほど、お酒はやめられなくなるのです。

なぜなら「我慢」することや、「頑張る」ことは、それ自体が強力なストレスの発生源だからです。

「お酒を好きな人がお酒を我慢している」状況はストレス状態です。

我慢するストレスで、いつかはまたお酒を飲んでしまいます。

『お酒に興味がない人になれれば』

あなたはお酒を飲み続けて、ここまで過ごしてきました。

お酒を飲むという行動を繰り返した結果、「お酒を飲む人」としての行動パターンが身についてしまいました。

自分では気がついていないかもしれませんが、あなたには「お酒を飲む人」としての習慣が染み付いています。

「お酒を飲む人」としての習慣を変えない限り、あなたはお酒を求め続けてしまいます。

もちろん、短期間ならお酒を飲むことを我慢することもできるかもしれません。

しかし、ある程度の時間が経てば、あなたは再びお酒を飲んでしまうでしょう。

なぜなら、あなたには「ストレスを感じたときにはお酒を求める」という習慣が身についているからです。

お酒をやめたいのならば「我慢」するのではく、今まで習慣を変えましょう。

お酒をやめたいのならば、「お酒を飲まない人」としての習慣を身につければいいのです。

『わかっていてもできないのはなぜ?』

ちょっと思い返してみてください。

あなたは今までも、お酒をやめたいと思ったことがあったはずです。

あなたは今までも、お酒を飲まない人生を送りたいと思ったことがあるはずです。

あなたは頭で考えて、自分の行動や習慣を変えようしてみたことがあるということです。

しかしうまくいかなかったのではないでしょうか?

だから今もお酒を飲んでしまっている。

そして、自分の習慣を変えようとしたのは一度や二度ではないはずです。

なんどもなんども決意し、変えようとしたはずです。

しかしうまくいかなかった。

うまく行きそうな時があっても、結局は元の習慣に戻ってしまう。

頭で理解して変えようとしても、「お酒を飲む人」として身についてしまった習慣はなかなか変えられません。

『無意識の抵抗』

そもそも習慣とは無意識に行ってしまっている行動です。

それに対して、頭で考えたことをあれこれ命令しようとするのが、意識です。

そしてこの無意識と意識では大きさが全く違います。

氷山の一角という言葉がありますが、私たちが意識できているのは無意識の中の本当にわずかなわずかな一部分でしかありません。

とても小さな存在の意識が、とてつもなく巨大な存在の無意識に何か指示をしてみたところで、無意識は全くいうことを聞いてくれません。

意識では小さすぎて、巨大な無意識を動かすことはできないのです。

ですから、意識が「お酒をやめたい」と命じても、無意識のお酒を飲む習慣は全く変わらないのです。

『変化を恐れる無意識』

また無意識には変化することを極度に恐れるという特性もあります。

私たちの無意識は、いつまでも今の場所に留まろうとしているのです。

状況が変わることで新たな危険が起きたりしないように、できるだけ変化をしないように目を光らせています。

ですので、頭で「このままお酒を飲み続ければ自分は不幸になる」と理解していたとしても、無意識はお酒を飲む今の習慣を変えようとはしてくれません。

それどころか無意識は、ずっとお酒を飲み続けられるような状況をなんとしてでも作り出そうとします。

小さな存在の意識が、今の習慣を変えようとするほど、巨大な存在の無意識は抵抗し今のままの習慣を守り続けるのです。

『無意識を騙して味方にしよう』

お酒をやめるには、無意識を騙して味方につけるのが一番です。

例えば無意識は「大好きな」お酒をやめようとすれば激しく抵抗しますが、お酒にあまり興味がなくなってしまえば、お酒を手放すことにも抵抗はしなくなります。

ですので、無意識に気がつかれないように、少しずつお酒への興味や重要度を低下させるのです。

また、無意識に気がつかれないように、少しずつお酒を飲まない人の行動を積み重ね、新しい習慣を作ってしまいましょう。

少しずつ無意識を騙しながら習慣を変えていくと、ある段階で無意識は、お酒を飲まないほうが当たり前になります。

「お酒を飲むのが当たり前」だったのが、「お酒を飲まないのが当たり前」と、無意識が寝返るのです。

無意識がお酒を飲みたくない状態になってしまえば、お酒を飲みたくなることは一切ありません。

「お酒を飲みたい」と感じていた欲求の大きさがそのまま、「もうお酒は飲みたくない」という障壁に変わります。

あんなに手強かった無意識が仲間になるのです。

『1日5分でできるトレーニング』

この本には1日5分でできるトレーニングが、21個用意してあります。

トレーニングは行動です。

一つ一つは小さいけれども、どれも今までとは違う行動です。

無意識に気がつかれないように、少しずつお酒を飲まない人の行動を積み重ねることができるようになっています。

1日5分のトレーニングをおこない、少しずつお酒への興味を低下させましょう。

1日5分のトレーニングをおこない、少しずつお酒の重要度を低下させましょう。

毎日小さな「行動」をするだけで、気がつかないうちに今とは違う「習慣」と「考え方」が身についていきます。

1日5分のトレーニングで、自分でも気がつかないうちに「お酒に興味がない人」に変われるのです。

『お酒をやめれてよかった』

私は以前お酒に苦しんだ毎日を送っていました。

飲み続ける毎日は苦しく、けれどやめることもできず、ただただ死ぬのを待って酔い続けるような毎日でした。

でもお酒は簡単にやめられました。コツさえつかめば、お酒はとても簡単にやめられるのです。

今はお酒のことを思い出すことは一切ありません。死ぬのを待つ感覚もなくなりました。

大切にしたい人と大切なもののために、全ての時間を笑顔で使えています。

もしもあなたがお酒に苦しんでいるのなら、ぜひこの本を読んでみてください。

気が向くようなら、トレーニングを試してみてください。

わからないことがあればメールで聞いてください。悩んで辛いことがあるのなら、話を聞かせてください。

お酒に苦しんでいた私にとって、今お酒に苦しんでいるあなたは仲間です。

「1日5分」3週間で一生アルコールがやめられるトレーニング

はじめに
第1章 3週間でアルコールをやめよう
・アルコール以外でも気持ちよくなれる
・ドーパミンを分泌させればやめられる
・3週間でアルコールをやめるには
第2章 アルコールをやめるための3つの基本
・3つの基本とは
・3つの基本その1 アルコールに対するマイナスの自己暗示
・3つの基本その2 アルコールに対するプラスの自己暗示
・3つの基本その3 衝動的なアルコール欲求を消す方法
第3章 「3週間でアルコールがやめられるトレーニング」
1日目 「自分を褒める」
2日目 「ドーパミンを食べ物で分泌させる」
3日目 「ファイトオアフライトを消す」
4日目 「1000時間でプロになれる」
5日目 「こっそりやめましょう」「人間関係の改善」
6日目 「笑顔でドーパミン」
7日目 「小さな変化をみつめる」
8日目 「目的地に向かう」
9日目 「リラックス」
10日目 「刺激的な場所に」
11日目 「太陽の光を浴びる」
12日目 「衝動的な欲求を消す」
13日目 「誘いの断り方」
14日目 「人のためは自分のため」
15日目 「テレビを観ない」
16日目 「パターンを崩す」
17日目「自分の感情にポイントをつける」
18日目 「楽しかったこと嬉しかったことを思い出す」
19日目 「外見を変えてみる」
20日目 「頑張ったらだめです」
21日目 「癖を変える」
トレーニングを終えて
おわりに

(本の中では、「お酒」という言葉は使用していません。トレーニングをしている人が「お酒」をイメージして飲みたくなってしまうのを防ぐためです。ご了承ください。)

お酒のやめ方ブログ
https://pilot.tokyo/

メールはこちらへ
netetaro@gmail.com

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