【無料で読める】婚約破棄のため、統計学的な見地から異議を申し立てる！

ユリアは侯爵家の令嬢として生まれ、何不自由なく育てられた。しかし26歳年上のツィトローネンゲルプ大公との婚約が決まってしまう。大公は温厚な方で悪い人ではない。しかし、自分の父より年上であると同時に子持ち。このことを公爵家子息のグライフに話した所「君が婚約破棄したいと言うなら、僕は統計学的な見地から、今回の婚約に異議を申し立てよう」と言ってくれたが……。