著者:森崎 茂
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2014年、安倍政権になって1年あまり、この間の政治的状況に危機感を覚えた小説家・片山恭一氏が、「あまりにもヒドイじゃないか!」ということで、畏敬する思想家・森崎茂氏と“緊急討議”! 
 第2弾が出来。今回はより哲学的に鋭利に現在の日本社会を切り込んでいます。
森崎「村上春樹の本を読んで癒されるというか、共感するというのは、そこで思考停止しているからだと思います。」
片山「この人の狡猾さを世界は認めるのかっていう、絶望に近いまでの不快感です。村上春樹を認める世界を、ぼくは認めない。」
……村上春樹論にまで及んだお二人の対談をどうぞご賞味ください。

グローバリゼーションと民主主義によって実現される世界
東洋は西洋の対抗原理たりうるか?
解釈のための言葉はいらない
当事者性をめぐって
村上春樹が図らずも描いてしまったもの
そして内包存在へ

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