著者:齋藤 真行
ページ数:146
¥390 → ¥0
ニーチェと牧師が、ニーチェの描いた哲学的主題をめぐって交わす激論会です。
ニーチェはキリスト教という「宿敵」を改めて叩き潰して爽快感を得るために、牧師は「ニーチェを超えるキリスト教」を探すために、終わりなき議論を展開します。
「神の死」「力への意志」「道徳とルサンチマン」「ニヒリズム」「永遠回帰」「超人」「肯定」・・・。
まったくかみ合わない、平行線をたどるかに見える議論から、徐々に「これからの時代のキリスト教」の姿が浮かび上がってきます。
今後の時代を生き抜くキリスト教の在り様は、少なくとも「ニーチェの批判を乗り越えるキリスト教」であり、
「神の死」という世俗化の時代に、なお神の力によって「父性」と「母性」に覚醒していく教会です。
認識と思考のパラダイムを作り変えるニーチェとの激論を通して、「より強い思考世界」、「より強靭なキリスト教信仰」へと、鍛えられていきます。
ニーチェの批判を超えるキリスト教のビジョンとは。
この時代を乗り越える教会とは、どんな教会なのか。
新しい時代の趨勢と、「ポストモダン」の先にあるものはなんなのか。
キリスト教が展望する、「ポストモダン」と異なる別の世界とはなにか。
「近代世界」をどう考え、どう取り組めばいいのか。
危険で刺激的、時として不信仰極まりない激論会を「観戦」して自ら課題を考えていくことで、
信仰と認識が研ぎ澄まされ、世界と認識を拓く「批判的思考」が新たに目を覚まします。
目次
序
第1章 「神の死」をめぐって
第2章 「力への意志」をめぐって
第3章 「ルサンチマンと道徳」をめぐって
第4章 「認識と真理」をめぐって
第5章 「ニヒリズム」をめぐって
第6章 「超人」をめぐって
第7章 「永遠回帰」をめぐって
第8章 「肯定」をめぐって
おわりに 「ニーチェを超えるキリスト教」
著者:齋藤 真行(さいとう まいく)
日本基督教団 別府不老町教会牧師
『信仰の救急箱』、『必要なことはただ一つ』など多数、アマゾンより出版中。
※牧会的勧告:
キリスト教信仰に入って間もない方は、本書を読むのはご遠慮頂いた方が無難かもしれません。
ニーチェ思想の「毒」にやられて、信仰が混乱する可能性があります。
信仰がある程度安定してから、お読みください。
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