著者:小さなヨハネ
ページ数:34
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「人間は死後も生きる」でスウェーデンボルグが輪廻転生を否定していることについて触れました。今回その続編として、スウェーデンボルグが輪廻転生説発生の原因を説明している箇所をご紹介し、同時に他の見神者たちの言葉もご紹介します。
スウェーデンボルグはそれは霊が自分たちの記憶で「流入」したからだと言っています。私たちにのもとには霊(天使、悪魔、善霊、悪霊、彼らは全員生前人間でした)がいて、彼らを通じて私たちは天界と地獄につながっており、そのつながりがないなら、私たちは考えることも意志することも出来ず、即死んでしまうと言います。そうやって主は私たちを善と悪の中間にとどめ、自由意志を使えるようにし、さらに善へ向かうよう導いてくださっているのです。
普段その霊たちは自分の記憶や言語を使うことは許されておらず、私たちは彼らの「流入」(影響)を受けていることを感じません。しかし、何らかの理由で彼らが自分たちの記憶や言語で流入することがあるようです。その時、その人間は自分の知らない記憶を語り、それが前世があるように思われた原因だとスウェーデンボルグは説明しています。
スウェーデンボルグ以外の見神者たちの輪廻転生についての考えや、彼らに対する主からの啓示ですが、彼らは皆、輪廻転生を否定しています。彼らに主御自身が語っている御言葉はまことに傾聴に値します。それはサタンの教義であるとまで主は仰っています。輪廻転生を信じている方は必見です。
また、イアン・スティーヴンスン著『前世を記憶する子どもたち』について考察し、あるいは動物に生まれ変わる話となった原因などについても考察します。死後の生命に興味のある方はご一読ください。
目次
はじめに
1.輪廻転生はない
2.輪廻転生があると思われた理由をスウェーデンボルグは説明している、それは霊たちの記憶が流入したから
3.イアン・スティーヴンスン『前世を記憶する子どもたち』
4.殆どのケースはスウェーデンボルグの言っていることで説明できると思われる、しかし、先天性刻印については不明
5.しかし、だからといって生まれ変わりがあるとは思えない
6.それは神に対する冒瀆
7.サンダー・シングは輪廻転生は救いでも天界でもなく、ただの欺きと地獄にすぎないと異議を唱えている
8.サンダー・シングは他の箇所でスウェーデンボルグの『天界と地獄』記事に触れ、また明確に輪廻転生を否定している
9.マリア・ワルトルタの福音の中で、主御自身が明確に輪廻転生を否定している
10.主はヴァッスーラに対し輪廻転生を否定し、それはサタンの教義であると言われている
11.主はデボラに対しても輪廻転生を否定している
12.煉獄の霊魂たちはマリア・シンマに、神は一つの生命だけを与えるのだと言っている
13.動物に生まれ変わると思われたのは、霊界では悪を愛した者は色々な動物に見えることがその話の元か
14.悪霊らが動物に見えたケースをスウェーデンボルグはその他にもたくさん報告している、ルイザ・ピッカレータも述べている
15.私たちの「再生」の過程はいわば生まれ変わり
16.霊が自分に似た痣(あざ)を持っている子供を選んだ?
あとがき
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