著者:渡辺順二
ページ数:184

¥2,200¥0

This book is a mini dictionary of English-Japanese words necessary for Japanese to read homeopathic originals.
ホメオパシーは、「症状を起こすものがその症状を治す」「毒をもって毒を制す」という「同種の法則」に基づく療法です。様々な植物や鉱物を水で際限なく希釈してレメディー(薬)を作り、それを投与することで、自然治癒力を引き出し、難病からストレスまで、心身の様々な病に対応できる療法です。
ホメオパシーは、イギリスで発展し、様々なレメディーが作られています。そしてホメオパシーを学ぶためには、いずれは英語の書籍であるマテリアメディカやレパートリーを原書で読んで理解することが必要になってきます。
著者は長年、ホメオパシー療法を実践してきた現場の医師(ホメオパス)で、ホメオパシーの入門書を多く書き、ロングセラーになっています。
その著者が、ホメオパシーの原書で出てくる単語の特殊な意味を、長年の研鑽・読解により理解したその集積を、後学の方々に提供しようというのが、本書です。
実際、ホメオパシーの本では、ありふれた英単語でも特殊な意味で使うことがよくあり、一般の辞書では分かりにくい単語が出てきます。
例えばcompanyという単語は、一般には仲間とか交際、会社などの意味で使いますが、ホメオパシーでは「人と一緒にいること」といった意味で使われます。
crossという単語も、ホメオパシーでは「不機嫌な」という意味で使われることがあります。
そもそも、ホメオパシーの古典には、一般の辞書やネット辞書ではお手上げの単語も多く含まれています。
catharsisはカタルシス、浄化の意味ですが、catharize浄化するという動詞になると、ネット辞書にはなかなか出てきません。presbyacusia 老人性難聴、 pyoid 膿の、taciturn 無口な、 panaritium ひょう疽、 といった単語も、辞書からは容易にたどりつけない言葉です。
そういう時に、学習者にとって、本書は欠かせない手助けになると思われます。
またホメオパシーの原書には時折古い病名が使われますが、一般の辞書やネットの辞書には古い訳が多く、現実に即していないことがあります。
ozaenaは、ネット辞書では臭鼻症と出ていますが、現代では青洟を垂らした子はほとんど見かけず、萎縮性鼻炎と理解することが現実的です。
chlorosisも、ネット辞書では萎黄病という病名が使われていますが、実際には鉄欠乏性貧血の方がよりわかりやすいです。
このように、実際に使う現場の知識がここには集約されています。
また、一般にあまりなじみのない病名、たとえば「白股腫な」どに関しては、簡単な説明が付け加えられています。
こうして随時ホメオパシーの原書を読みこなすための訳語等の工夫が施されています。
原書にある英単語の意味がはっきりとわかり、学習者がより深くホメオパシーを理解してもらうために編み出されたものが、本書です。

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