著者:吉野和義
ページ数:124

¥1,200¥0

 本書は従来の投資理論(ポートフォリオマネジメント理論、CAPM理論)を理解しているレベルで、筆者と同様、それらを何かおかしいと感じている投資家向けの書です。

従来の理論(ポートフォリオマネジメント理論、CAPM理論)には間違いがある。それはリスクの定義です。リスクをボラティリティとしたが、ボラティリティにもいろいろあります。ポートフォリオマネジメント理論では、回帰曲線(過去の平均みたいなもの)からの距離をボラティリティとしたが、これが間違いです。だから有効ポートフォリオも間違いで、意味のないものになります。
回帰曲線からの距離であるボラティリティというのは、リスクにもなるし、チャンスにもなる代物です。

理論の前提も非現実的です。「投資家は皆同じ予想をする」としています。そんなことしたら、売買(市場そのもの)が成立しない。あり得ない。そのようなあり得ない前提の下で成り立つ理論が、現実の世界で使える訳が無い。お分かりですね。

本書では、リスクを正しく再定義し、現実的な前提、投資家は異なる予想をするとしました。それで投資理論はどうなるのか? これが本書のテーマです。具体的な内容は、是非、本書を読んで下さい。

投資理論と実際は違うと投資家は実感しているでしょう。ボラティリティは、リスクでなくボラティリティとして捉えるような記述も見ます。その感覚は正しい。標準理論はより投資家の感覚に近いです。(現実的な前提で展開しているので当然です)

 又、カーネマンのプロスペクト理論に対する批判も、投資理論、運用手法に両方に関係あるため収録した。カーネマンが行った実験結果から、プロスペクト理論とは別の理論(リスクに関するもの)も導き出した。それがプロスペクト理論よりも重要で、新しい理論と投資戦略にも反映させています。

目次の紹介

第1部 株式投資の標準理論 理論編4
第1章 標準理論の概要 5
1. 3部構成 5
2. 用語の定義や前提条件 5
3. 理論の主な内容 6
4. 補遺 7

第2章 予想理論 8
1. 予想の特徴 9
2. 予想の方法論 12
3.予想と収益の関係 13

第3章リスク論 15
1. リスクの定義 16
2. リスクの特徴 16
3. リスクとリターンの関係 20
4 リスク因子の類型 23

第4章 投資家 26
1. 投資行動 27
2. 能力のある投資家とは 30
3. 投資家の類型 31
4.投資家の役割 33
5. 投資家の評価 33

第5章 株式 35
1. 株価分析 36
2. 企業分析 40

第2部 株式投資の標準理論 投資戦略編42
第1章 投資戦略の意義と前提 43
1.投資戦略の意義 44
2. 投資の前提 44

第2章 投資の基本行動 45
1. 投資の能力 46
2. 収益機会 46
3. リスクをとる(投資を実行すること)48

第3章 投資手法 53
1. 方針 54
2. 運用計画 54
3. 各論 54

第3部 補足 66
第1章 人間の行動原理と社会・経済制度67
前書き 68
1.人間の行動原理 68
2.人間の社会・経済制度 72

第2章 プロスペクト理論に対する批評 78
1. プロスペクト理論とは 79
2. プロスペクト理論検証の要約 79
3. 具体的な検証 81

第3章 投資国分析 96
1. 前書き 97
2. 社会制度と仕組み 97
3. マクロ経済指標・金融データ 98

シリーズ一覧

  • 同シリーズの電子書籍はありませんでした。

 

  Kindle Unlimitedは、現在30日間無料体験キャンペーンを行っています!

この期間中は料金が980円→0円となるため、この記事で紹介している電子書籍は、すべてこのKindle Unlimited無料体験で読むことが可能です。

Kindle Unlimited 無料体験に登録する