アスペルガー入門: 大人の発達障害・ASD・自閉症スペクトラムの特徴と仕事・生活の解決策 アスペルガーシリーズ (ロビンフッド出版)

アスペルガーシリーズ第一弾。
本書はASDと診断された方、又はASDのセルフ診断でASDだと考えられる方を対象にして書かれています。

セルフ診断の結果、又は医師の診断でASD（自閉症スペクトラム）と診断されたらどうすればいいのかを本書では重要なテーマとして扱っています。

【告白します】

実は私はアスペルガー症候群と診断を受けている当事者です。少し前に言葉だけが独り歩きして、誰もが使っていた「空気が読めない」「KY」などと言われていましたね。「アスペ」なんて言葉も随分と耳にしませんでしたか？

私は職場で「アスペ」とか「KY」という言葉を聞くとなんだか心苦しかったのを未だに覚えています。

しかし、今ではアスペルガーという言葉は使わないのをご存知でしょうか？

現在ではASD（自閉症スペクトラム）と言われています。以降、ASD（自閉症スペクトラム）と記述しています。

なぜ、私がASDの当事者の本を作ろうと思ったのか？

なぜなら、私はASDと診断されて、今後の人生をどうしたら良いのか。本当に途方に暮れました。なぜなら、当時は結婚５年目妻と子供２人いる状況です。将来設計が全く出来ない状況に陥ったためです。

本書ではそんな私がASDと診断されて、これは知っておくべきことだと思うことをまとめて書いてみました。参考にして頂けたらと幸いです。

誰でも無理なく読める簡単な文章で書いています。ぜひ最後まで読んで頂けると幸いです。

本書を読むことで下記のことを学ぶことが出来ます。

・ASDの特徴を知ることができる

・ASDの適職について知ることができる

・ASDの恋愛について知ることができる

・二次障害について知ることができる

・ASDの診断のセルフ診断ができる

・ツイッターを通して著者と繋がりが持てる・相談することができる

・ASDに必須の道具の紹介

・ASDにおおすめの転職紹介会社のご紹介

・ASDとして困った場合の支援先を知ることができる。

ぜひ本書を活用してすれば、必ずあなたの生活や仕事に役に立つことでしょう。

おわりにより

ASDについて学ぶことはできましたか？

セルフ診断や医師より診断をされた場合でも、まずは落ち着いてASDについて学ぼうと考えたあなたはとても冷静に物事を判断できる人だと私は思います。

ASDについて学び、その特徴を知ることであなた独自の取扱説明書を作成してみて下さい。どういう傾向があり、どのようなことでつまづきやすいのか。

ASDと診断されたからといってあなたは”あなた”でしかありません。

ASDであることで何も悲観的になる必要はありません。

自分を知り、ほんの少しの工夫と心構えさえあれば、ASDであるということはむしろ長所となることでしょう。

趣味を持つことはあなたの自己肯定感を高めます。集中して、自分の興味や関心のあることに取り組むことで、ストレスを発散できるからです。。

趣味があるから毎日、心が安らいだ状態を保てます。

例えば私の趣味は本を書くことです、毎日例え３０分でも文章を考えたり、本の構成を考えたりしているとこころのもやもやがすっきりと解消します。

さて、あなたの趣味はなんでしょうか？

もし、趣味がなければ、興味や関心のあることを始めましょう。何か趣味になりそうなことはないかとアンテナを立てて、探している間にきっと見つかります。せっかく見つけた趣味で出来上がった作品。そのままにしておくのはもったいない。ぜひ、販売してみましょう。商品が売れて誰かの役にたったり、喜んでもらえたら満足度は高いものです。

売上が調子が良ければ、それを仕事にすることもできます。ぜひ、趣味を見つけてできた作品を販売してみましょう。

自分のだめなところ考えてしまいがちですが、好きなこと、得意なことを仕事にできたら楽しいですよね。