著者:studyweb5
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1.本書は、司法試験・予備試験の論文式試験対策として、覚えておくと役に立つ憲法の定義(意義)、趣旨、論証をまとめたものです。
2.現在の司法試験・予備試験の論文式試験では、判例が重視されています。憲法分野においても、その傾向は顕著です。ところが、一般に、憲法学の概説書等は学説をベースに判例・政府見解に批判的な立場から解説がされているため、判例・政府見解の立場から一貫した理解をすることが難しくなっています。そこで、本書では、判例・政府見解の立場から、一貫した論証を用意しました。
3.判例・政府見解の立場は、伝統的な行政法学の体系を前提にしていたり、法制上、立法技術上の知見がなければ正しい理解が難しかったりします。そこで、本書では、一般的な概説書等では触れられていない点を中心に、※注を設け、解説を付しました。その意味で、本書は論証集の形式を採っていますが、判例・政府見解の体系に関する概説書の要素を兼ね備えています。
4.参照する判例等については、論証中で事件名等を明記して特定するようにしています。憲法分野では、判例は条文に代わり得る重要性を有するわけですから、これを特定明示することは、答案を書く上で、ある程度必要です。また、判例等を特定明示できるか否かは、憲法学の理解の水準をある程度示すものです。例えば、「マクリーン事件」、「猿払事件」、「薬事法事件」等を明示できないようでは、「憲法をあまり勉強してなさそうだ。」と思われても仕方がないでしょう。学習が進んでいくうちに、自然に頭に入ってくるものだからです。事件名等を文字情報としてすべて覚えようとする必要はありませんが、繰り返し論証を学習しているうちに、自然に覚えていくことができれば、望ましいでしょう。論証中の事件名等については、その程度のものとして利用して頂ければと思います。
5.論証中で参照した判例等については、※注において、年月日情報等を付しました。また、各論証には、重要度に応じて、項目ごとにAAからCまでのランクを付しています。
6.令和3年4月1日現在の法令を前提とし、判例については、孔子廟事件判例(最大判令3・2・24)までを踏まえて作成しています。
7.論証は、答案に記載する便宜を考慮し、できる限り平易・簡略な表記とするよう心掛けました。
8.通常表示と暗記カード表示の2つの表示形式のものを掲載しました。両者は表示方法が違うだけで、論証の中身は同じです。暗記カード表示は、論点の項目名と論証の間で改ページがされていますので、論点名を見て論証の中身を思い出し、次のページで内容の確認をするという使い方ができます。前半に通常表示のものを掲載し、後半に暗記カード表示のものが掲載されていますので、適宜目次などから選んで利用して頂ければと思います。

論点一覧は、下記のウェブページから閲覧できます。
http://study.web5.jp/210502a.htm

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