著者:千川ともお
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この作品は、「遠方古代遺跡かんぼじあ」というタイトルだ。
アンコールワットという人気の遺跡群から離れているものを扱うためにこの題名にしている。そのうちの一つ、サンボークレイクックは3カ所の祠堂が隣接している。
この遺跡は、古代都市国家という言葉が伝わってくるくらいに、近年知られるようになってきた。2017年に世界遺産に認定された。
現地に着くと、遺跡の形骸も多く、もう少し遺跡の形がはっきりしないものだろうかと思ったりする。
そこで、こちらの遺跡は小柄で小規模だ。
だが、東西南北にその遺跡が広がる。
こちらの遺跡も灌漑設備なども存在していたことが分かってきた。だが、カンボジアの気候の中で遺跡が、かなり破損している。
そんな中遺跡の一つ、レンガ造りの八角洞の祠堂の天井が、明るい空の光で一杯になることがある。
そこで、その光が、祠堂の中を明るくする。
古代に生きた人々も、このような優れた煉瓦づくりの建物の中で、今日の人々が訪れるときのように、感動を獲得していたのだろうか、という気持ちになるのだ。
というのも、当時の素晴らしい建築様式だったからだ。
その他に、空中古代遺跡として、あまりにも知られている、プリアヴィへ―ルの遺跡だ。ここでの感動は、他の遺跡の感動と比べて飛びぬけている。
地雷原の中の遺跡で、国境紛争直前ならば両国の兵士の方々の緊張感の間をくぐり抜けるからだ。その後やっと、崖っぷちの突出する岩場にたどり着く。
それ以外に、この冊子で扱ったものは、アンコールワット遺跡から少し離れたクバルスピアンとベンメリアだ。
ところで、この小冊子は、遠方古代都市遺跡を中心に作成しているが、そればかりでは、アンコールワットの全体像から外れると感じた。
そこで、各ページに、アンコールワットの即興素描をランダムに織り交ぜている。
ページの上段と右下は、本書に関係のあるものだが、左下の鉛筆のデッサンは、アンコールワット遺跡群の即興描きであることをご留意していただきたい。

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