著者:Global Career Strategy Japan
ページ数:96

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みなさん、英語の勉強していますか?
 
日本人ほど一生英語の勉強をしてる人たちはいないように思います。思えば中学校の頃から英語の授業が始まり、社会人になってもことあるごとに英語の勉強を続け、なのにまだネイティブの英語を聴きとれないししゃべれない。なんかもやもやしますよね、これだけの時間をかけてるんだから絶対もっと良い方法あるはずだって。実際、韓国をはじめ他のアジア諸国は、英語をツールとしてさっさと使いこなしていますよね。
 
私自身、ありとあらゆる英語勉強法を試してきましたし、海外留学して英語の勉強をしていたこともあります。もちろん海外に行ってしまうのは手っ取り早いのですが、海外に行っても日本人同士で固まって英語が上達しないなんていうのもよくある話です。海外に行ったからこそわかったことですが、英語は日本にいても海外にいるのと同じくらいレベルアップさせることができます。
 
そんな風に色々試してきた中で一番英語が上達した方法、しかも一番英語が楽しくて仕方なかった方法があります。それは海外のドラマ・映画・ドキュメンタリー・TVシリーズを英語字幕、そして字幕なしで観る方法です。そして「観る」だけではなく読み物として「読む」、いつでもどこでも「聴いて」楽しむ、ありとあらゆる方法で海外テレビを楽しみつくす方法です。
 
私はTOEICのスコアは以前に取った900点台のままですが、正直なところ海外ドラマを観ていればTOEICは遊びのようなものです。ドラマのネイティブの英語に耳が慣れていれば、TOEICのリスニングは小学生がゆっくり喋ってくれているように聞こえますし、リーディングもトランスクリプト(台本)を読んでいればサクサクと余裕で読めます。もちろんわからない英単語なんて最早ありません。
 
ちなみにTOEICは転職する時には大いに役に立つのですが、実践的な英語力という意味ではさほど当てになりません。TOEICでハイスコアを持っていても、実践で英語でコミュニケーションを取れない人はざらにいます。でもNetflixで海外のドラマやテレビを観ていれば、実践の英語でも全然対応できます。
 
私は複数の外資系のIT企業で仕事をしてきていますが、会社がグローバルな環境であればあるほど、色々なリージョンのチームと仕事をする機会があります。よくネイティブの英語をゴールとしがちですが、日本人は意外とノンネイティブの英語に苦戦したりするところも見かけます。
 
それもそうです、仕事ではAPAC(アジア太平洋)とやりとりする機会も多いからです。アジアに位置する日本では、インド人・中国人・シンガポール人の英語も理解できないとなかなか仕事が進みません。しかし、いわゆる英会話で触れられる国のアクセントは限られているのではないでしょうか。
 
Netflixではアメリカ・イギリスといったネイティブの英語に限らず、様々な国の英語に触れることができます。もしあなたがインド人のエンジニアの英語に苦戦しているのでしたら、まずはNetflixでインドの英語に慣れてみてはいかがでしょうか。
 
また、海外ドラマを観ながらわからない単語が出てくる度に、一度止めて単語を調べるのは面倒くさいですよね。せっかくドラマを楽しんでいるのだから、流れで一気に見てしまいたいものです。英単語についても後述のトランスクリプト(台本)と辞書ツールの活用で、わざわざ単語を手入力して調べる必要もなくなります。
 
前置きが長くなりましたが、もうそろそろ英語を勉強し続けるのは飽きた、さっさとTOEICで高得点を取ってグローバルな職場でもバリバリ英語でコミュニケーションを取りたい、そしてつまらない英語のお勉強なんてしたくない、という方はぜひ本書でNetflixの海外コンテンツを骨の髄までしゃぶりつくす「観る・読む・聴く」の英語勉強法をお試しいただければと思います。
 

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