著者:牧真姫子
ページ数:77
¥498 → ¥0
【プロローグ抜粋】
「ぬちゃっ」
残暑が厳しい朝。
おでこにグッショリと寝汗をかいている。
手の甲でぬぐって目を覚ました。
「まだ厚手の掛布団は早かったか」
ベッドの脇にグシャグシャに追いやられた掛布団を横目に、重い身体をゆっくりと起こす。
なんだか身体が熱い。
熱が出ていたら仕事を休まなければならない。
それはとても面倒だ。
体調管理不足の自分にいらだちを覚える。
自分の不機嫌な顔は見たくないと思いながらも、
体温計は洗面台に置いてあるので、重い足取りで洗面所に向かう。
「はぁ」
体温計の入っている引き出しに手をかけて
何か違和感を覚えた。
ゆっくりと視線を上にあげて洗面台の鏡を見る。
白い
白い塊。
鏡に白い塊が映っている。
鏡に映っているはずの自分の姿が
30年近く毎日見ていた姿じゃない。
これは…
———————–
【本書の紹介】
個性や特技・才能が無いまま
30歳を迎えてしまうOLが
自分の人生このままでいいのか?
と奮闘するSF小説です。
✅ストレングスファインダーという言葉を初めて聞いた方
✅ストレングスファインダーを受けたけれど、どうしたらいいか分からない方
✅人生がつまらない方
読んだら、ちょっぴりホッと出来るかも?
———
【目次】
プロローグ
第1章からっぽOL
第2章ストレングスファインダーで才能と出会う
第3章からっぽOL、人間やり直す
エピローグ
おまけ
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【ご注意】
本書はストレングスファインダーのテストを受けられる権利を有する本ではございません。あらかじめご了承ください。
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