著者:杉山 賢司
ページ数:40

¥598¥0

土地家屋調査士として仕事をする中で、たくさんの人に土地境界線の立会確認のお願いをします。

そして、みなさまの反応はさまざまです。

〇気軽に境界立会に応じてくれる人

〇少しでも得をしたいと考える人

〇夜も眠れないくらい悩んでしまう人

〇よく理解しないままに印鑑を押してしまう人

〇今までの隣人関係に仕返しいしようと思う人

など、反応はさまざまです。

土地の境界線というのは、ご自身の陣地を示すようなもので、ある種、損得を超えて感情的になってしまうこともあります。

ただし境界線について争うのはコストパフォーマンスとしては、非常に悪いです。

仮に境界を争って、1坪の増減があるとして、1坪100万円の土地だとして争うための費用は、その100万円をはるかに超えます。

そして争うことの金額はもちろんのこと、費やす時間、心のダメージを考えると土地の境界というのは争わずに当事者同士で、理解納得するのが一番良いことに間違いありません。

本書は、境界確認を依頼されたときに、十分に理解納得して境界立会ができる助けになればと執筆しました。

境界立会をされる人の一助になれば幸いです。

【目次】

はじめに

第1章 土地の境界線ってなに?

1.境界(筆界)とはなにか

2.境界の種類、筆界と所有権界

3.境界はどうやって判断するの?

4.境界標を隣の人が抜いちゃった

5.境界標の種類はなにがあるのか

第2章 境界立会をしなかったらどうなるの?

1.もし不安であれば専門家に相談

2.測量の費用はだれが出すの?

3.立場が逆になることがあるブーメラン現象

第3章 自分で境界の資料を調査してみる

1.持っている資料を確認しましょう。

2.法務局の資料を確認しましょう。

3.自治体や他の資料も確認しましょう。

第4章 法務局の筆界特定制度ってどんな制度

1.筆界特定制度の費用について

2.筆界特定制度の申請について

3.筆界特定制度の特徴について

第5章 自分の土地がなくなる土地の時効取得

1.平穏かつ公然としていること

2.所有の意思を持っていること

3.10年また20年間占有が継続していること

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