著者:乾 成太郎
ページ数:152

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どうやったら受かるのか?難関資格の一つである「技術士建設部門」は、何度受けても落ちる人、あきらめる人が多い資格として有名である。特に、建設コンサルタントに働く人は、この資格を取らなければ業務の監理技術者になれないため、死活問題である。では、なぜ受からないか。技術士試験は創設当時から難関であり、真夏の厳しい暑さの中で多量の文章を書かされる、体力的にも厳しい試験であった。その難しさのため、内容や実施方法については改善がなされてきた。特に平成25年には、この試験特有の業務経験論文が無くなるという大改正が行われた。また、令和元年度にも大きく内容が変更された。それでは、受かりやすくなったかと言うと、相変わらず合格率は10%台であり、難関であることは変わっていない。
 建設部門の受験者は、建設コンサルタントや建設会社に勤める人が多い。しかも技術士試験を受けようと言う人は、30代から40代の働き盛りであり、日々の業務のため、受験勉強に多くの時間を割けない人たちである。本書は、それらの自らを高め、向上しようという志のある人たちに、救いの手を差し伸べるべく、出来るだけ効率のよい勉強、準備方法を提示しようとするものである。
 筆者もそのような経験をしてきた一人であり、合格してからは、建設会社の中で多くの受験者の指導をしてきた。受験の参考書もいくつか書いたし、試験委員も同僚にいたので、試験の裏事情も聞こえてくる。それらの中から、過去の受験者が悩んでいたことや実際に起きた実話を主体に、多くの助言を本書に書き記した。本屋で手に入る各種の参考書や問題集には無い、アドバイスを主に、受験科目の選定から、受験申込書の作成、筆記試験の準備・勉強の仕方、筆記試験本番での注意点、口頭試験の準備、口頭試験当日の注意点まで、幅広く「技術士」を名乗れるようになるまでのアドバイスを記した。他書の過去問や例題などに取り組む前に、一度読んでおけば、格段に合格可能性は高まるものと思われる。
特に、令和元年度に変更になった問題のうち、建設部門の必須問題の論文題については、前版および前々版で出題テーマの予測を行い、見事に的中することとなった。このことによって各受験者からお礼の声も多く寄せられている。本書では令和4年度の出題を予測しているので是非参考にしていただき、準備を効率よく行って、必ず「技術士」を名乗れるようになっていただきたい。

目 次
はじめに
§1 試験制度
 1-1試験の制度・内容
1-2令和元年からの変更点 
1-3各問題の内容
1-4建設部門の科目
1-5科目の選択
§2 申込書の書き方
 2-1業務経歴票
 2-2業務内容の詳述
 2-3その他の申込書注意事項
§3 必須問題の解答
 3-1問題の分析
 3-2令和二年度出題のテーマ予測
3-3令和二年度予測結果と三年度の予測
3-4令和三年度予測結果と四年度の予測
3-5各テーマの解答作成準備
3-6解答の作成
§4 専門選択問題の解答
 4-1選択科目Ⅱの内容と対策
 4-2選択科目Ⅲの内容と対策
4-3選択科目の解答作成方法
4-4勉強の仕方

§5 口頭試験対策
 5-1何を聞かれるか
 5-2技術士の資質
 5-3どのように臨むか

付属資料-1【想定質問】
    -2【英略語集】

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