【無料で読める】あの時の日々を忘れない～学び舎の子どもたち～: みぃちゃん先生の写真短歌日記

　この本は、いつまで続くかわからない未曾有の感染症に見舞われ、戸惑う人間の様子を猫の目を通して2020年を記録したものです。「記録無くして記憶なし」…どんなに辛いことでも1年も経てば記憶から薄れていくもの。東京のはずれにある某学習塾に通う生徒たちの、不安の中で頑張って過ごしたつぶやきを短歌にしたためました。
　彼らが3年、6年…と月日が経った時に、コロナで失われた当時の日常を思い出し、この年の思い出を家族と共有できるようにと思い作った作品です。またいつか来るであろう緊急事態の際に、同じ過ちを繰り返さないためのタイムカプセルの役目を果たせればと思っています。

　子どもたちの会話が目に浮かび、ついクスッと笑ってしまう子どもたちのつぶやき。大人にとってっは、甘酸っぱい子供の頃を思い出させてくれる、短歌というよりは「みそひともじ(三十一文字)ポエム」です。「令和の吾輩は猫」気取りのみぃちゃん先生の日記も添え、子供から大人まで、家族で楽しんでもらえる写真短歌日記に仕上がっています。コロナ自粛で疲れた心を癒し、まだまだ続くコロナ禍を笑顔で過ごしていただければ幸いです。

　そして、保健所関係の方々、医療従事者の方々に心から感謝いたします。