著者:服部謙志
ページ数:115

¥99¥0

障がいは個性、個性はみんなの宝物!

この本は、読者を親とグループホーム支援者向けとしました。
お読み頂いて、障がい者の自立のお役に立てたら幸いです。

私が伝えたいことは三つです。
一つ目は、『親の子どもへのビジョンを示すこと』。
二つ目は、親向けに『福祉サービスを使って自立を促すこと』。
三つ目は、親と支援者、さらに一人でも多くの人に向け『日本中の同じ悩みを持つ人々のコミュニティを作り、みんなで成長し、解決していける世の中にしていくこと』です。
私が運営する株式会社ファミリアでは4年間で、人材・教育不足、利用者間の争い、利用者の失踪、利用者の不穏、警察沙汰など、多くのトラブルを経験してきました。いろいろな困難の中、サービスの組織化が重要であると感じ、日々組織の改善に取り組み、今やっと組織化と共に事業運営が安定してきたと感じています。
グループホーム運営から得た経験を共有して他事業所に役立てたい。一緒に業界を成長させたい。
この本を通して読者から、トリケンが目指す社会に共感を持ってもらえる方を求めています。

はじめに  
◆自社の運営トラブルから見えてきたこと
◆トリケンって何者ですか?
トリケンコラム⓪異業種のグループホーム増加
序章 あなたが考えるのはどんな家族?
第1章 自立は何をもって自立?【親向け】

◆親が早くビジョンを示そう!  
◆持つべき視点 「自立支援」って何?  
◆子どもはいつ自立すればいいの?  
◆グループホームに入居したケース  
◆人それぞれの人生がある
トリケンコラム①グループホームは生活の場
第2章 親亡き後を考える【親向け】
◆親が子の世話をできなくなったら?  
◆「お金は大事だよ」〜親が世を去った後に
◆親亡き後のお金を考える  
◆将来を考える、未来を見通す
トリケンコラム②運営は甘いもんじゃない
第3章 グループホームは誰のため【親向け】
◆何が正解なの?  
◆グループホームでの生活は不幸せ?  
◆グループホームでの支援は何が受けられる?  
◆1人暮らしが幸せ?
◆1番の敵は親?意思決定の大切さ
トリケンコラム③成年後見人制度に思う
第4章 法律や用語を理解しよう【親・支援者】
◆障がい者の自立支援とは?  
◆福祉サービスについて理解する  
トリケンコラム④障がい者に関わる数字
第5章 個性はみんなの宝物【支援者向け】
◆個性は宝物、みんな違っていい  
◆障がいは個性、強みも弱みも個性  
◆自己分析をやってみよう  
◆特性を知って活かす  
◆個性・特性をうまく活かす
トリケンコラム⑤説得ではなく理解と納得
最終章 やるなら今でしょう【支援者向け】
◆世話人は利用者の生活の伴奏者
◆その人を知る作業をして共有する
◆利用者の生活を守り続ける
◆サポートのし過ぎに注意
◆積極的無関心とは何か
トリケンコラム⑥幸せの定義は自分が決める    
おわりに  
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