著者:清水文化
ページ数:121

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 今は終末の時代である。
 これは多くの宗教書やスピリチュアルが語る大きな時代の変化で、今はその渦中にいると見て間違いはないだろう。
 だが、それゆえに世の中の不安を煽るように、センセーショナルな予言を語って関心を集めようとする人が湧いて出る時代でもある。こういう状況は日月神示の中でも「夜明け前になると霊かかりがウヨウヨ」と予言されている。
 日月神示も多くのデタラメな記事によって怖い奇書として知られるようになった。かくいう著者も、それが関心を向ける第一歩になったのであるから、この件は痛し痒しである。
 たとえば日月神示では富士山の噴火など予言してない。そもそも一言も書かれてない。二か所で噴火させる場合があると触れてるだけだ。その二か所とも太平洋戦争で連合軍の本土上陸作戦が行われる事態にまで追い込まれたら、富士山を噴火させてでも上陸作戦を遅らせると語っているだけである。すでに過去の話であり、幸い、最悪の上陸作戦が行われる前に太平洋戦争は終わっている。

 とにかく日月神示は予言書ではない。神様の計画を語るガイドラインだ。その計画とはただ一つ『岩戸開き』である。そのために必要な時代や世相の流れや変化、ならび起こるであろう事件やできごとを語っているに過ぎない。予言ではないから、計画が変わったことで起こらなかった事件もある。それだけの話だ。
 本書はそういう神様の計画を読み解いたからこそ、気になった予言を集めて検証してみたものである。
 日月神示を見直すガイドとして。そしてスピリチュアル的な予言の読み物として。本書を気楽に読んでいただければ幸いである。
 最後に、検証する予言は以下の通りである。
「海が陸になり、陸が海になる」「富士山が噴火する」「人類が滅亡する」「一日に十万人死ぬ」「行けども行けども白骨」「何もかも三分の一」「北から攻めてくる」「子の

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