【無料で読める】ウェブサービスをトラブルから守る利用規約の運用方法

この本は、「利用規約を作成するときに何に気を付ければよいか、そして作成した後どのように管理していけばいいか」というご相談にお応えするために書きました。

事業者が大勢の利用者にウェブサービスを提供し、安心して運用を行うには利用規約が必須です。
ただ、利用規約の作成や運用について、場当たり的に対応しているところが多いのです。
ほとんどのウェブサービスは、何年も継続することを前提としています。

その間、法律は変わっていきます。
インターネットに関係する法律の改正は頻繁に起こるのです。
こうした法改正にあわせて、事業者は利用規約を変更する必要に迫られます。
利用規約を改変するにもルールがあります。
もし、ここでお金がかかると、二の足を踏んでしまいます。
その出費は、作成時に気を付けておくと、わずかで済んだのかもしれないのです。
あらかじめ、利用規約を作成するという「点」の視点でなく、利用規約を活用して運用を続けていくという「線」の視点で考えておく必要があるのです。

この本は、そうした作成から管理まで一貫して運用するために、どういったことを抑えておくべきかということを書きました。
この書籍がインターネット事業を運営する方々にお読みいただき、ひいては国内のインターネット事業の発展に役立つのであれば、望外の喜びです。