著者:篠田 孝雄
ページ数:124
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―その禅僧は、大国・明を前に一歩も退かなかった―
室町時代の禅僧・天與清啓は、遣明使として明に二度派遣され、類まれな外交手腕を発揮して屈辱外交を対等外交へと変えた人物である。法全寺での出家から副史・正史としての渡った明での活躍、遣明使節として同行した雪舟との交流まで、千代をはじめ地元に残る史料を繙きながら、この知られざる英才の軌跡を追う。
[目次]
まえがき
清啓禅師と禅居庵
清啓を学ぶ
第一章 清啓の出生と場所
第二章 法全寺で出家
第三章 室町時代
第四章 禅居庵での修行
第五章 副使での渡海
第六章 正使として二度目の渡海と活躍
第七章 清啓の帰国
第八章 法全寺へ隠遁
第九章 雪舟との再会
第十章 『雪舟漂泊』から
第十一章 千代の郷の特徴と概観
第十二章 まとめ
◎主な参考文献と出典
◎お世話になったところと調査関係
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
伝統的に外交が下手だと言われる日本ですが、清啓のように天賦の才と学識で難局を乗り切るような逸材も存在していました。彫れば掘るほど面白い日本の歴史、本書でその醍醐味を存分にご堪能ください。
[著者略歴]
篠田 孝雄(しのだ・たかお)
一九三五年、長野県下伊那郡千代村(現・飯田市)に生まれる。長野県立下伊那農業高等学校卒。「千代の水」「過疎問題を考える」(千代公民館)執筆・編纂責任者。文集「とちの木」「続・千代風土記」執筆・編集委員長・千代の歴史を語る会会長。「千代の人物伝」執筆・編集委員長。「飯田市・千代合併五〇周年記念誌」執筆・編集委員。「長野県立下伊那農業高等学校創立百周年記念誌」執筆・編纂委員。千代小学校「地域を知る授業」を担当継続。〝来し方の生きざま展〟開催。
著書
「現代農業」(ビオトープ・一九九九)(アイスキャンドルまつり・二〇〇〇)「転作全書第四巻」(二〇〇一)「農業技術大系果樹編」(二〇〇五)農文協 執筆。
「千代と天興清啓」(二〇一三)「飯田の気候六〇年の記録」(二〇一四)「自分史・一─十四」執筆中。
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