【無料で読める】70才古希を過ぎても肌美人: 美を極めれば鍼灸たどり着く

ちょうど10年前に「還暦過ぎても、肌美人」を出版しましたが、早いもので私も70才、めでたく古希を迎えることになりました。

私は、40才の時に美容のための鍼灸とエステティックをコラボさせたサロンを開業しましたが、当時は「美容に鍼灸ってどういうこと？」と同業者の先生方からもいぶかしがられたことを思い出します。当然患者様は、ほとんどの方が肩こりや腰痛などの痛みの緩和治療にはいらしてくれるものの、顔はやらなくてよいと断られるのが常でした。

もともとは化粧品会社でメイクアップ、エステティックの指導をしておりました。退社後、美しい肌をつくるためには身体が健康でなければ！と思い立ち、鍼灸学校に入学して学び、卒業と同時に念願であった美容サロンを開設しました。当時のサロン名は、東洋医学美容「ジュノン」でした。（現在のサロン名は、美容鍼灸サロン「寿音」です）

女性は、冷え性、肩こり、生理痛など男性には理解しにくい不定愁訴を抱えている方が多く、シミ、シワ、たるみなどお肌の３大トラブルが出現しているケースがみられることに着眼していた私は、何とかその疾患を鍼灸で改善しながら日々皆様が何気なく行っているスキンケアの見直しにとりかかりました。当サロンのお客様は20代から80代まで広範囲ですが、おそらく30年間で延べ10万人くらいの女性を施術したと思います。

「アンチエイジング」という言葉がとびかっておりますが、老化と戦う姿勢は本来の姿ではないと考えております。80才を超えてもシワが１本もなかったら、とても人工的で異質な違和感が生まれてしまうのではないでしょうか。美をどこまで求め続けるか？　それは個人差があると思うのですが、長きにわたり美容業界にいる私としては、せめて若い時の面影が感じられるように年齢を重ねていけたらそれでよいのではと思うのであります。 とはいえ、シワも、お手入れされているシワとそうでないシワでは、やはり見た目が違います。シミもたるみも同じです。今できるお手入れをきちんとしましょう。

そしてきれいになるためにできるもっと簡単なことがあります。それは自分に自分で魔法の言葉をかけること。 「私、○○才のわりにきれいよね」「年齢よりも若々しいわ」と実際に口に出して言うのです。世界一美しいなんて大げさなことではなく、本当に自分で信じられるくらいのほめ言葉です。 私たちは、よい言葉をかけられると、なぜか実際によい方へと変化していきます。脳は、耳から入った言葉に対しては、自分の言葉と他人の言葉の区別ができないそうです。だから自分で自分をほめてあげることでも効果があるのです。

もくじ

まえがき
美と健康は密接に関連している
30代からの身体のつらさに適切な治療を
症状別ツボとワンポイント説明
読者プレゼント

エステサロン
寿音はプレミアムサロンです
寿音のこだわり
エステってそんなに効果あるの？
美容鍼灸エステサロンの選び方
美容鍼灸の施術料金はどうしてこんなに違うのか？

美容鍼灸
鍼灸とは
置き鍼と怖くないお灸について
真の美容鍼灸は顔だけにあらず
鍼灸治療は「排尿」も促す

美肌
きれいな肌の条件とは
クレンジングの知らなかった情報
クレンジングしながらマッサージ
スキンケアにメイクブラシは重要
紫外線対策
ハンドクリームのつけ方に問題あり
アイクリームのつけ方

年齢を重ねる
美しく老いる難しさ
生涯美容
気になるほうれい線
ケアしてもできてしまうシワはむしろ魅力的
自然に若見せ
ヘアケアで若返り

肩こりは美の敵
肩こりを安易に考えないで
美肌を目指すなら肩こりを治そう！
肩こりは首が太くなる
ラップの芯で肩こり解消
ウエスト行方不明？

セルフケア
マッサージ上手になるコツ
二重あごとフェイスラインをスッキリさせるワザ
肘に固さや黒ずみはありませんか？
つらい眼精疲労に効くツボ！
冬こそボディケア
風邪から身体を守る一番のツボ
冷え性の対策
花粉症に効くツボ
記憶のツボ
ツボを知らなくても効果を得られる

コスメ
化粧品を使いこなすコツ
激安コスメの裏側
ＧＵＩＮＯＴ（ギノー）化粧品を知ってほしい！

開運メイク
「開運メイク」その前に
開運メイクとは？
眉（アイブロウ）が大きなポイント
顔のゴールデンプロポーション
つけぼくろで運上げ！
開運メイクは手の美しさからも
美容の思い込みで損をしていませんか？
あきらめなければ起きる奇跡

読者プレゼント

あとがき

著者プロフィール
ご協力企業様紹介

著者プロフィール

森谷 恵子（もりや けいこ）

美容鍼灸サロン「寿音」院長

【国家資格・ライセンス】
・美容師・はり師・灸師・あんま指圧マッサージ師
・シデスコインターナショナルエステティシャン
・CIDESCO-NIPPON会員
・日本エステティック協会　正会員
・日本エステティック協会　ビューティアドバイザー
・(社)日本鍼灸師会　会員
・(社)神奈川県鍼灸師会　会員

【講演実績】
・神奈川県県民講座 「健康・美・鍼灸」講演
・(社)日本鍼灸師会 全国大会IN神奈川で「美容鍼灸」講演
・東京ビックサイト「ビューティーワールド」にて「メイクアップセミナー」講演
その他 横浜市民病院、日本生命など企業の依頼で講演多数

【執筆・掲載実績】
・業界誌「医道の日本」臨時増刊号(No.11)「美容鍼灸」で老舗店として紹介
・業界誌「医道の日本」で「美顔18点を用いたシワへのアプローチ」執筆
・「還暦過ぎても肌美人」 ギャップジャパン刊 ２０１３年２月

【経歴】
１９５１年生まれ。 JM shu化粧品（現shu uemura化粧品）美容教育課インストラクターとして勤務。 １９８０年からメークアップアーチスト学院講師のかたわらマスコミ関係のフリーのメイクアップアーティストとして活躍。 フランス・アメリカにて美容留学を経験。 １９９２年　美容鍼灸サロン　ジュノンを横浜に開設。 ２０１６年　サロンを神楽坂に移転。技術のばらつきをなくすため、院長一人での施術体制をとり、現在に至る。