著者:神保喜利彦
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芸能界は奇人の巣窟――酒が好き、ギャンブルが好き、女が好き、中には破滅型と呼ばれる芸人たちも多々いるが、上方漫才界において「彼の右に出る奇人はそうおるまい」と言わしめた人物がいる。
「松葉家奴」である。
酒・博打の失敗は当たり前、舞台や楽屋でも奇人として鳴らし、私生活でも底抜けた奇人ぶりを見せた彼は上方落語の中興の祖・桂米朝や人気タレント上岡龍太郎にして「奴さんの奇人変人ぶりはそれを軽く紹介するだけで一席の落語や一冊の本になる」と言わしめた程であった。
上方芸能の書籍に「奇人変人松葉家奴」として紹介される彼であるが、その生涯は結構謎に包まれており、奇人変人エピソードばかりが先走りする状態が続いていた。
本書はそんな松葉家奴の奇人変人ぶりを、彼の生涯と照らし合わせながら、数多くの書籍や雑誌、芸人のインタビューから「奇人変人松葉家奴はどんな生涯を送り、どんな奇行ぶりを見せたか」というテーマに迫るノンフィクションである。
京都市内の老舗の若旦那に生まれながら、生まれついた奇人ぶりで芸人になってしまった松葉家奴であったが、その生涯は波乱万丈に満ち溢れていた。
漫才王・横山エンタツよりも先にハワイ・アメリカを旅して日系人を驚かせたり、吉本興行に真っ向から喧嘩を売って吉本せい・林正之助姉弟に訴えられたり、戦後その人気と実力を見込まれて二度目のアメリカ巡業に出掛けたり、演芸ブームの中で数々の人気芸人と絡んで、ハチャメチャな奇行ぶりを見せたり――この一冊で、松葉家奴さんの底抜けた生涯が、わかります。

書籍内容
・奴さんの経歴とその芸
・奴さん、奇人噺
・奴さんとその時代
・奴さんの笑売往来
・芸人たちとの逸話集
・浮名・相方アラカルト

著者
神保喜利彦(じんぼ-きりひこ)
東京漫才研究家・演芸研究家。芸能史学研究会会員。
浮草の如く世間を漂いながら、演芸研究を続けている。色々な爆弾を持ちながらその日その日を暮している。
研究サイト『東京漫才のすべて』『上方漫才のすべて(仮)』を経営、漫才史の解明に熱を入れている。

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