著者:菊谷泰明
¥1,250¥0

「まえがき」より

本書『神様の秘密』は、前著『聖母マリアの秘密』(ウィル発行)の続編となります。

『聖母マリアの秘密』では、実際に起きた不思議なお導きを通して、「三つの秘密」が告げられたポルトガルのファティマから、「十の秘密」が告げられている東欧のメジュゴリエにまでたどり着き、今もメジュゴリエで出現されている聖母マリアから伝えられている大切なメッセージなどについて、ノンフィクションの形で事実をありのままに書き記しました。

『神様の秘密』においては、その後も続いたお導きのプロセスを通して分かってきた、『聖母マリアの秘密』に記されている不思議な出来事の「意味」や、その背後に存在している「意志」などについて明らかにされています。

さらには、「日本の大切な歴史や文化」、「日本という国に秘められている価値や役割」、「そのような事実を消し去り破壊しようとする存在」、「日本とイスラエルのつながり」、「神道・仏教・ユダヤ教・キリスト教の関係」、「新たな聖家族の導き」、「ヨハネの黙示録の預言と教え」、「七に隠されている秘密」、「命の木の神秘」、「アダムとイブの物語の結末」、「復活と再生の真の意味」、「大ピラミッドの不思議な力」、そして「メジュゴリエの十の秘密の意味」など、現代の日本人、さらには世界中の人々に知って頂きたい大切な内容が記されています。

したがって『聖母マリアの秘密』は基礎編であり、『神様の秘密』は応用編であるといえるように思われます。

『神様の秘密』には「シナリオ・ブック」という説明が付けられています。その説明の通り、『神様の秘密』は映画のシナリオとして書かれています。ですから、基本的にシナリオの様式になっています。それで、この本は映画製作のために書かれた「脚本」であると同時に、それが読みやすい「本」の形にしてあるという二つの要素をもった「シナリオ・ブック」ということになります。

『神様の秘密』はなぜ「シナリオ・ブック」の形になっているのでしょうか?
それは、そうするように「見えない世界の存在」が望まれたからです。

『聖母マリアの秘密』も、『神様の秘密』も、著者の個人的な願望や欲望によって書かれたものではなく、不思議な出来事が起きたり、いろいろなお導きがあるなかで、流れに従っていくうちに自然に出来上がってきたものです。

この本を通して大切なことが伝えられ、その結果として、多くの人に「良いこと」がありますようにという願いによって書かれています。そして、導いて下さっている見えない世界の存在が、その「良いこと」を見られて、喜んで下されば大変有り難いという感謝の思いと共に記されています。

それでは、なぜ、今、見えない世界の存在は、このような「本」や「映画」を通して、『神様の秘密』を伝えようとされているのでしょうか?

それは、これからさらに「大変な時」が訪れようとしているからであるといえます。
現在、世界中で戦争や紛争、騒乱などが起きており、核兵器が使用される危険さえ指摘されていて、国防の問題が大きくなってきています。さらには、疾病問題、エネルギー問題、食糧問題、国際金融問題、経済問題、農業問題、教育問題、移民問題、人種問題、人口問題、土地問題、領土問題、サイレント・インベージョン問題など、ありとあらゆる問題が積み上げられてきています。

このような厳しい状況の中にあって、地球という星の意味や価値を否定するような方向に、多くの人達が進んで行こうとしている今、見えない世界の存在は「強い力」をもってそのような動きを止めようとされるかもしれません。

そんなことが起こらないように、人類の進路を変えるために与えて下さっている「恩寵」であり、慈愛に満ちたお導きが『神様の秘密』であるといえるように思われます。

地球(人類)の運命にも関わるような、極めて重要な『神様の秘密』について、まず「本」の形で伝え、それに続いて、アニメーションの「映画」によって、美しく、分かりやすく、親しみやすい映像の形で届けることによって、人類が自分達にとって本当に大切な事を思い出して、より良い方向に向かって進んでいけるようにする。
そのように意図されているように考えられます。

ですから、この「シナリオ・ブック」という名称には、「神様のシナリオが示されている本」という意味も込められているといえます。

『神様の秘密』の中でも特に重要なのは、『聖母マリアの秘密』でもお伝えしている「十の秘密」について解説されていることです。

その秘密は「これから」明かされていくことになります。
「十の秘密」が順番に明かされ、それが実現していくことを通して、世界中の人々が「神様は確かにおられる(見ておられる)」ということを確信できる「機会(チャンス)」が与えられることになります。
それによって、神様を忘れていた人達も神様にしっかりと心を向けるようになり、神様に祈っていた人達はさらに深く祈るようになるでしょう。そのような時がいよいよ近づいてきているということです。

『神様の秘密』の本と映画は、それを告げ知らせるための大いなる「ラッパ」の役割を果たすことになる、といえるのかもしれません。多くの方々がこのラッパの響きによって目を覚まされ、神様に心を向けて、素直な心で祈って下さるようになれば誠に幸いであると思います。それが本当に大切なことであり、今、求められていることですから。

最後になりましたが、『聖母マリアの秘密』並びに『神様の秘密』を発行する流れのなかで、この仕事を支えて下さり、お世話になりました皆様に心よりお礼申し上げます。

また、これからお導きの中で、映画製作を進めていくことになりますが、神様の御心を現すための聖なる仕事に、清い心で集って下さる皆様に心より感謝申し上げます。

誠に有り難うございます。

令和4年12月25日

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